ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 ジェームズ・C. コリンズ
評価:☆☆☆☆★(4.5)
良好は偉大の敵である。
偉大だといえるまでになるものがめったにないのは、そのためでもある。
(良好から偉大へ、これが本書のテーマです)。
偉大さを測る尺度として客観性を担保するために株式運用成績のみを採用し、アメリカの典型的な優良企業以上のパフォーマンスを15年以上記録した企業抽出。
セクター全体が産業動向の変化で恩恵を受けた企業は除外、ネット企業に関しては調査時に過去チャートが十分な期間得られなかったため対象外。
本書の優れた点は、
飛躍を果たした企業と果たせなかった企業、飛躍を果たしたが持続できなかった企業たちを持続した企業と比較し、違いを検証している所でしょう。
長期投資を志すなら読んで損のない内容です。
僕がどうこう言うよりレビューを読んで頂いた方が早いんじゃなかろうか?
■主要なテーマ■
・第五水準のリーダーシップ
個人としての謙虚と職業人としての意思の強さによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる。
第五水準の指導者は自尊心の対象を自分自身ではなく、偉大な企業を作るという大きな目標に向けている。
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。
戦略・ビジョンはその後で良い(個人の優秀さより組織全体のチームワークの方が優位的なニュアンスがある)
・厳しい現実を直視する(だが、勝利への確信を失わない)
・針鼠の概念
「能力の罠」からの脱却、中核事業で世界一になれないのであれば、中核事業が飛躍の基礎になることは絶対にありえない。
・規律の文化
規律ある行動がとられていれば、過剰な管理は不要になる。
・促進剤としての技術
技術そのものが飛躍や没落の主要な要因になることはない。
・弾み車と悪循環
革命や、劇的な改革や、痛みを伴う大リストラに取り組む指導者は、ほぼ例外なく偉大な企業への飛躍を達成できない。飛躍は一挙に達成されることはない。
■各企業のエピソード■
・キンバリー・クラーク
中核事業であるコート紙の製造販売では凡庸な企業にしかならないと判断、製紙事業を売却し、競争の激しい消費者向け紙製品事業へ進出。P&Gなど世界有数の競争力をもった企業と渡り合う。
・ウェルズ・ファーゴ
変化の時期に備え、優秀な経営陣を築く努力を開始した事が飛躍に繋がった。
変化に備えた戦略を策定するのではなく、「人材を限りなく注入していく」ことに全力をあげた。
「これが将来を築く方法だ。今後の変化を予想する力がわたしになくても、これらの人材にはある。きわめて柔軟なので、変化に対応できる」
・フィリップ・モリス
自社でもっとも優秀なジョージ・ワイスマンを国内事業責任者から売上高で1%にも満たない国際事業責任者に移した。結果ヨーロッパ市場の開拓に成功した。
最高の人材は最高の機会の追及にあて、最大の問題の解決にはあてない。
問題を解決しても無難になるだけで、偉大になるには機会を追求するしか道がない。
・アボット(アボット ジャパンはこちら)
最高の医薬品会社になる機会は逃したが、医療のコスト効率を高める製品の開発では、一頭地を抜く企業になる機会があることが分かった。
・ハスブロ(結局、後継者が持続できなかった。)
GIジョーやモノポリーのような定番の玩具やゲームの方が、一時的な大ヒット商品よりもキャッシュフローを着実に生み出せることを見抜いた。
・ニューコア
7000人の従業員全員の氏名を年次報告書に記載。
良好な労使関係が好業績の鍵。従業員の利害と経営陣の利害を一致させることが重要。
・ウォルグリーンズ(薬局チェーン)
「這い、歩き、走る」の信条の基、徐々にウェブサービスを強化することで競争に勝利した。
・ヒューレット・パッカード
優秀な人材を常に余分に集めた。「HPウェイ」
・メルク
アマゾン流域での薬の無料配布、使命。
・ボーイング
爆撃機から民間航空機へ。
■補足■
巻末付録の"比較対象企業の悪循環"も面白い。
黙祷のエピソードも読んで欲しい。
減点要因は、少しばかり同じ内容の繰り返しが多いかな?私の頭の容量が少ないせいか、この内容はどの章だったか?絡まったイメージになる場面もある。
本当はこの倍以上メモしたんですが、量の関係や自分の説明能力の限界を鑑み、簡易な紹介に留めました。
比較対象企業の失敗談はほとんど省いたりしましたので、気になった人は買うなり借りるなりして読んでください。
自分は、実は1巻の方の購入まで済ませていたりする。
まあ、他にも読み掛けやまとめしてないのが多数あるので当分紹介できせんけど(・∀・;)
良好は偉大の敵である。
偉大だといえるまでになるものがめったにないのは、そのためでもある。
(良好から偉大へ、これが本書のテーマです)。
偉大さを測る尺度として客観性を担保するために株式運用成績のみを採用し、アメリカの典型的な優良企業以上のパフォーマンスを15年以上記録した企業抽出。
セクター全体が産業動向の変化で恩恵を受けた企業は除外、ネット企業に関しては調査時に過去チャートが十分な期間得られなかったため対象外。
本書の優れた点は、
飛躍を果たした企業と果たせなかった企業、飛躍を果たしたが持続できなかった企業たちを持続した企業と比較し、違いを検証している所でしょう。
長期投資を志すなら読んで損のない内容です。
僕がどうこう言うよりレビューを読んで頂いた方が早いんじゃなかろうか?
■主要なテーマ■
・第五水準のリーダーシップ
個人としての謙虚と職業人としての意思の強さによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる。
第五水準の指導者は自尊心の対象を自分自身ではなく、偉大な企業を作るという大きな目標に向けている。
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。
戦略・ビジョンはその後で良い(個人の優秀さより組織全体のチームワークの方が優位的なニュアンスがある)
・厳しい現実を直視する(だが、勝利への確信を失わない)
・針鼠の概念
「能力の罠」からの脱却、中核事業で世界一になれないのであれば、中核事業が飛躍の基礎になることは絶対にありえない。
・規律の文化
規律ある行動がとられていれば、過剰な管理は不要になる。
・促進剤としての技術
技術そのものが飛躍や没落の主要な要因になることはない。
・弾み車と悪循環
革命や、劇的な改革や、痛みを伴う大リストラに取り組む指導者は、ほぼ例外なく偉大な企業への飛躍を達成できない。飛躍は一挙に達成されることはない。
■各企業のエピソード■
・キンバリー・クラーク
中核事業であるコート紙の製造販売では凡庸な企業にしかならないと判断、製紙事業を売却し、競争の激しい消費者向け紙製品事業へ進出。P&Gなど世界有数の競争力をもった企業と渡り合う。
・ウェルズ・ファーゴ
変化の時期に備え、優秀な経営陣を築く努力を開始した事が飛躍に繋がった。
変化に備えた戦略を策定するのではなく、「人材を限りなく注入していく」ことに全力をあげた。
「これが将来を築く方法だ。今後の変化を予想する力がわたしになくても、これらの人材にはある。きわめて柔軟なので、変化に対応できる」
・フィリップ・モリス
自社でもっとも優秀なジョージ・ワイスマンを国内事業責任者から売上高で1%にも満たない国際事業責任者に移した。結果ヨーロッパ市場の開拓に成功した。
最高の人材は最高の機会の追及にあて、最大の問題の解決にはあてない。
問題を解決しても無難になるだけで、偉大になるには機会を追求するしか道がない。
・アボット(アボット ジャパンはこちら)
最高の医薬品会社になる機会は逃したが、医療のコスト効率を高める製品の開発では、一頭地を抜く企業になる機会があることが分かった。
・ハスブロ(結局、後継者が持続できなかった。)
GIジョーやモノポリーのような定番の玩具やゲームの方が、一時的な大ヒット商品よりもキャッシュフローを着実に生み出せることを見抜いた。
・ニューコア
7000人の従業員全員の氏名を年次報告書に記載。
良好な労使関係が好業績の鍵。従業員の利害と経営陣の利害を一致させることが重要。
・ウォルグリーンズ(薬局チェーン)
「這い、歩き、走る」の信条の基、徐々にウェブサービスを強化することで競争に勝利した。
・ヒューレット・パッカード
優秀な人材を常に余分に集めた。「HPウェイ」
・メルク
アマゾン流域での薬の無料配布、使命。
・ボーイング
爆撃機から民間航空機へ。
■補足■
巻末付録の"比較対象企業の悪循環"も面白い。
黙祷のエピソードも読んで欲しい。
減点要因は、少しばかり同じ内容の繰り返しが多いかな?私の頭の容量が少ないせいか、この内容はどの章だったか?絡まったイメージになる場面もある。
本当はこの倍以上メモしたんですが、量の関係や自分の説明能力の限界を鑑み、簡易な紹介に留めました。
比較対象企業の失敗談はほとんど省いたりしましたので、気になった人は買うなり借りるなりして読んでください。
自分は、実は1巻の方の購入まで済ませていたりする。
まあ、他にも読み掛けやまとめしてないのが多数あるので当分紹介できせんけど(・∀・;)
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