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ザ・クラッシュ―暴落から資産をどう守るか (単行本)



評価:☆☆☆☆

評価について、
読み物として星四つです、フィクションなんですが実在の企業名や現実に起こったことをモデルにしていてよく出来てます。

サブタイトルの”暴落から資産をどう守るか”という言葉に釣られて読みました、参考になるかどうかはメモを読んで各自判断してください。

正直、前半の100ページがダルイです(^^ゞ


メモ

・当時は監査部門と引き受け部門が分離されておらず、証券会社は企業から仕事を貰うために虚偽の買い推奨を続け、投資家に損害を与えた、モデルはエンロンの不正会計事件か?

・リバースインデックスファンド、という空売り専門の投資信託を選ぶことで一般の投資家も暴落から利益を得られる。

ブラックマンデー(1987年)、
このときは2日間(30時間)のうちにアメリカの株式市場の全株式価値の三分の一が失われた、一日の値下がり幅が22.6%を記録。
ウォール街の証券会社が自己勘定のポートフォリオをこの瞬間に時価評価しなければならないすれば、多くはすでに破産していた。
取引を取り次ぐ証券会社の破産は市場の崩壊と言える危機だった。

それでも当局は市場の閉鎖に消極的だった。
NY証券取引所が閉鎖された場合、投資家は他の市場(海外も含む)で持ち株を売ろうとする、これが不可能の場合は社債、国債まで売却しようとする、結果、世界中の市場が閉鎖しかねない危機に陥る。



デリバティブリスク、
LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)の破綻
(LTCMとはノーベル経済学賞受賞者などが運用していたヘッジファンドのこと)
アメリカ国債を売り、ロシア国債を買う類の裁定取引の結果、ロシアのデフォルト(債務不履行)により、破産、この時アメリカ国債の貸し手である大手銀行にアメリカ国債を返済することができなくなった。

ヘッジファンドは同様の取引を他の何十もの取引先とも行っている。
そちらの方の取引相手にとっては致命的かもしれない。更に債務不履行によって彼らの向こう側の取引先を相手に彼らも債務不履行となることが考えられる。

デリバティブの多くは当事者間の契約のため第三者は知らない場合が多く、実態が把握できないため崩壊した場合の対処が困難。
アメリカの主要行の自己資金に対するデリバティブの比率は100%を超えている場合が少なくない(現在はどうか知りません、2003年出版当時)。



デフレ不況とインフレ不況
デフレ(作中で言うAシナリオ)は短期的に厳しいがコストが下がることによって国の競争力が上がり、すぐ去っていく。しかし、製品の値段が下がることは産業界にとって受け入れ難い。
インフレ(Bシナリオ)は痛みは少なく、資産家や政治家には都合がいいが長い目でみれば競争力の低下に繋がる。

↑日本はデフレシナリオで15年も長期の不況にあった訳で、作中で矛盾しているような気が・・・・・・(^_^;A

まあゾンビ企業を清算したり、規制緩和をしたりやることやってればもっと早く回復できたのかもしれませんけど。



暴落の底に関して、
出版当時ダウ平均は1株辺り利益の20倍で取引されていた、これはまともな水準ではあるが、統計的に市場が弱気のときは6倍から7倍まで下がる。
更に利益が低下する場合も考慮するべき、ナスダック4200社の暴落前の7年間の利益累計が1600億ドル(1ドル110円換算で17.6兆円?)が暴落後15ヶ月で消滅した。11ヶ月でナスダックの時価総額5兆ドルが失われた。
経理の不正操作がこれに一役買った、そもそも利益はこれほど大きくなかった。

解散価値PBRの他に配当利回りに注目する、株価が10分の一になれば配当利回りは10倍になる関係にあるため。

最近大幅増配を発表した丸三証券をヤフーでみたところ配当利回りが7.38%になってましたね、株価1491円の時の話です。



感想
株、債権、商品、デリバティブであれ、国内、国外に関わらず市場に資金を晒している点では代わりなく、何処かの市場で大規模な変化が起これば他の市場に飛び火する。

暴落は引き金となる事件によって発生する、アメリカではエンロンだったが日本ではライブドアの不正会計・粉飾決算後、監査が厳格化され次々と不正が明るみなった。

きっかけとなる変化に注意しましょう。

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テーマ : 株式入門
ジャンル : 株式・投資・マネー

(・∀・)コンニチワ!
暴落からどうやって資産を守るか!?
っていうのはホント大事ですよね☆
全然出来てませんが・・・。
まだまだこれからテロや戦争などのサプライズが起きるかもしれませんもんね。
お互いしっかり守って逝きたいものですね。
それでは良い休日をお過ごし下さい~m(__)mではまたです!

>テロや戦争などのサプライズ

できれば起きて欲しくないバッドサプライズですよね、売りと買いの両建てでなんとか乗り切りたいです(^_^;A

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