長期トレンド探索中

私的企業研究ブログ(主に株式と企業に関する話題を収集)、更新頻度とレベルは低い。

税理士が教える決算書からわかる「最強割安株」 

評価:☆☆☆☆★(4.1)



本書を手に取った理由は、経済誌の紹介記事と他のブロガーさんが良書として紹介されていたのを拝見したからです(誰か失念してしまった御免なさい)。

基本的な投資姿勢に同意しかねる部分も多々あるのですが、それは管理人自身の投資スタイルと著者林氏の投資スタイルとの違いによるものなので脇において置くとして、プロが書いたものだけあり"着眼点"には納得させられます。
ここから、こんな情報が取り出せるのかとかいう発見があります。

詳細で難易度高いので疲れますし、定期的に読み返す必要があります。引っ掛け問題汚ねぇ〜〜。
当然電卓は必須です(笑。


■本書の投資スタンス■
1、PER12倍以下が割安
2、1つの銘柄に投資する期間は原則1年以内
3、増収増益企業にのみ投資する
4、大切なのはセンスより「決算書を読む知識」
5、真の割安株が見つかったときのみ勝負をかける

↑番号は説明の都合上管理人が勝手に付けました。

・センスに頼らなくてもいい、数値を使った銘柄選びを重視。事業から業績を予想するのではなく、業績から事業を予測する
(つまり決算書から事業の好不調を峻別しようする立場かと)。


■メモ■
・税金を払っていない等の「にせ割安株」を除外する。
過去7年間に赤字を出した会社は、過去の赤字と当期の黒字を相殺して税金を計算できる(通常は利益の40%相当の税金支払い)。

・売上の伸びに比べ利益の伸び率が小さい場合は安売り、あるいは経費(広告費等)を多くかけている可能性がある。
逆の場合は、利益率の高い商品が売れいるか、経費を増やさずに売上が伸びていると考えられる。

・株主資本比率は高ければ高いほど優秀。
株主資本比率(自己資本比率)は会社の規模に関係なく安全性を比較できるようにした指標。

・「営業利益−経常利益」の金額が年々増加している場合、営業外費用が増加(または営業外収益が減少)している可能性がある。有利子負債の増加は要チェック。

・「当期利益÷1株当たり利益」でその期の株式数が計算できる。株式数の変化に注意。

・営業外費用に支払利息が計上されていなければ、無借金かわずかな借金しかないことがわかる。

・倒産とは、法律上の厳密な定義はなく、銀行取引停止、会社更生、民事再生、破産の状態に陥った場合の総称。
倒産 - Wikipedia

・「有価証券」、株式・債権等のうち売買目的で購入したものと1年以内に換金する予定のものが記載される。一方、売買目的でない株式(取引先の株式等)や満期まで1年以上の社債等は「投資有価証券」として、”投資その他の資産”に記載。
有価証券・投資有価証券については、付属明細表に内訳が記載される。
(例としてマンダムが解説されてますが省略御免<(_ _)>)

・繰延税金資産、税金の前払いのうち翌期で清算される予定のもの。翌期以降で清算される予定の繰延税金資産は、同じ勘定科目名で"投資その他の資産"に記載される。
法人税等調整額のこと(これにより期をまたいだ税負担を調整する)。

・財務活動によるキャッシュフローのマイナスといえば、借入金の返済であることが多い。

・「売上高÷12ヶ月」を売掛金や期末在庫と比較することで正常値(1〜2ヶ月分)かどうか判断する。比率を同業他社と比較することが効果的(意訳)。

・営業債権・債務のバランス
「受取手形及び売掛金」>「支払い手形及び買掛金」となっていれば一応OK、逆の場合はその分手元流動性比率を高めて欲しい。

・固定化債権・・・財務諸表等規則によれば「破産債権、再生債権、更生債権その他これらに準ずる債権」つまり不良債権。

・増資手段による評価(意訳)
まだマシ>>公募増資>>第三者割当増資>>転換社債型新株予約権付社債の発行>>MSCB>>最悪


■補足■
なんだか用語解説みたいな抜粋になってしまいましたが具体的にブラザー工業やマンダム等の決算短信を使用し数字を引いて解説されているので財務分析力を強化したい人向けの一冊です。

[ 2008/07/27 09:37 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(0)

相場のこころ―マーケットの見方・考え方 

評価:☆☆☆☆★(4.6)



この本を手に取った理由は、ブログのコメント欄でお勧めの本を問われた"傷だらけの剣士さん"がこの本を挙げていたのを拝見して読書予定に加えました(笑。

あとがきによると本書はロイ・W. ロングストリートが業界誌の連載のために書いた70篇の随筆を基とし、末尾に訳者の林康史氏がテーマごとの(相場)格言を付け加えた構成となっています。
タイトル通りトレーダーの心に踏み込んだ内容は、剣士さんらしいチョイスだなと(笑)。

剣士さんの、物事を突き詰めて考える姿勢や、テンプートを活用したわかり易さと効率を追求したブログの更新、何より抜きん出てた胆力と、メンタルの管理が強く印象に残っているので、人の勧める本はその人の性格を表すものなのかな?などと思いました。


■注意点■
著者のロイ・W. ロングストリートは商品トレーダーなので株式メインの自分は若干?なところがありました(まあ相場に関する普遍的な話題がほとんどなので畑違いという問題はないでしょう)。

値段の問題。ものがないのか、Amazonマーケットプレイスで結構なプレミアが付いてるようでして・・・4500円って何!?(((((;゚Д゚))))
お陰でこの紹介文書くときに妙に畏まってしまいましたよ(笑)。

今みたら沢山供給されたらしく暴落してた'`,、('∀`)'`,、

でも高い金額出して入手する必要はありません。
内容が不足というのではなく、「自分はこの本の中古を少し前にイーブックオフで数百円で取得できた」のでイーブックオフあるいはブックオフで出物を待てばまともな価格で入手できるはずです。

じゃあ、管理人はプレミア本を安く取得できてホクホクかというとこれも違いまして・・・本に数箇所線が引いてあってね。イーブックオフに「もっとしっかり検品して」とクレーム出したら過去の利用実績を考慮してくれたのか、代金を返金して貰えました。

つまり本はただで手に入ったけど、この本をAmazonに出品する訳にもいかないので永久に自分用です(爆)。

イーブックオフさんの好意はありがたいのだけど、
プレミア付いてる本を安く販売しちゃったりして大丈夫なのかな?
まあ倉庫埋まるよりいいという判断もあるんだろうけど、一物六価というのを実感する体験でした。

長い前振りにお付き合い頂きありがとうございました。以下が本書の内容の部分抜粋です。


■メモ■
・相場で儲けるには4つのことが必要だ。知識、鍛錬された胆力、資金、そして、これら3つを統合する精根である。多くのトレーダーが・・・相場に知力と胆力を注ぎ込まずに金を充てようとする。

・間違いを受け入れず自己を正当化するために取引を続ければ、聖書にある「滅びに先立つは驕り」の言葉通りの結果に繋がる。

・「繁栄が訪れても、それを使い果たすな」孔子

・人が同じ相場状況で異なった反応をするのは、自信の有無により、これはストレス・ポイント(ストレスの限界)に合わせることによって決まってくるらしかった。
ストレス・ポイントに合った生活をすることで幸福と生産性を最大化できる(意訳しました)。

・勝者と敗者を分ける決定的な違いは、持って生まれた能力ではなく、失敗を回避する際に鍛えられる規律なのである。老練なプロがアマチュアと一線を画すのは、少ししかミスを犯さないということだ。
「過ちて改めざる、これを過ちと謂う」論語

・最大の損失は自信の喪失。持っていたものを一切合財失っても戻ってくるディーラーは多い。意志を失わなければ、一度ならず復帰は可能だ。意志あるところに道は開かれる。
「ここより入る者は、すべての希望を放棄する」ドーミエのデッサンの中にある取引所の入口に掲げられた言葉

・自分の知識信頼せねばならないけれど、それが疑う余地のないものなら、その信頼は妥当なものではない。
「エコノミストは理路整然と曲がる」
「何も知らない者は何も疑わない」ハーバート「異国風の格言」

「株式相場が大衆投資家を負かすのではない。大衆投資家が自分の弱さに負け、自滅するのである」W・D・ギャン「株価の真実」

・もっとも成功しているトレーダーたちは、いつも市場から資金を引き出している。彼らは決して相場へ追加資金を投じない。

・常に、リスクは使うことのできる資金(純資産)に対する割合として算出すべきである。これを毎日計算し、建玉すべての利益と損失の増減分だけ運用資金を増減させることだ

・自ら知っていることを口にするたびに、わが身を切り売りしているのだ。他人に繰り返し話すことで自己暗示にかかり、単純にそれを信じこむようになる。
「流言は智者に止まる」
「知る者は言わず、言う者は知らず」

・私が売りを好むのは、売り方が少数派であるからだ。大衆は、たいてい間違っている。たいがい、買い方だ。
「上がった相場は自らの重みで落ちる」

・「投機の失敗といって、負けを均(なら)そうという試み以上に愚かなことはない。損失が明白なときは損切り、儲けが明白なときは利喰わないことだ」レフィーバー「投機に生きる」


■おわりに■
かなり省略しましたし、テーマごとにまとまっていて一篇辺り数分で読めてしまう本なので読み返すことを前提手元に置いておきたい一冊です。

鍛錬された胆力、
意志あるところに道は開かれる。

・・・まさに剣士さんです(笑。
[ 2008/06/27 18:42 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(2)

フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために  

評価:☆☆☆☆(4.1、監修・訳の件で0.4マイナス)



バフェットに影響を与えた「成長株投資」の大家の書。
訳・監修の評価が酷くてどれほど酷いのか楽しみでもあったのですが、原文と付き合わせて読んだ訳ではないので、訳の良し悪しに関して判断するつもりはありません
(何箇所か単位違うような?(ドルとセントが間違ってたり・・・)たとえば”利益”と”利益率”を混同しているような???な記述はありました)

営業利益率の上昇は →成長加速、成長速度そのものの上昇、利幅・効率の伸び。
営業利益の伸び →成長、金額の伸び。

な訳で分けて考える必要があると個人的に考えます(ハイテク株投資によっては四半期ごとの成長加速を重視する立場もあるので違いに注意)。

酷かった、というより酷い評価に繋がったのは構成の不味さ。 
訳・監修者の荒井氏が”自身が”強調したいと考えたところを太字で強調する「ロッドマン化」と呼ばれる主張を採用した結果、読者の感じる重要ポイントとの認識のズレが発生。

また、 「NOTES」と称した訳者のコメントが文章の前後に入るのですが、これが軽い(無邪気、軽薄、フランク?形容の仕方はいろいろあるが、とにかく軽い。)
「その通り、フィッシャー様の仰る通り」的な必然性・中身のない相槌が半分以上、残り半分も「フィッシャーと関係のある話題やその文章書かせた状況」等の解説であれば良かったのに”訳・監修者が”その文章を読んで感じた事や考えた事をコラム的に(日常会話、雑談レベル)追加しており、これが真剣に読んでいる読み手に、話しの流れを遮っている印象を与えて評価を下げているのでしょう。

気にはなりますけど、無視して読む事も可能ですし、強調部分も的を射てる場所もあるので「監訳のせいで読めない」ことはないと思います。読み難くなっている程度です。
なんと言うか原著への配慮不足!?必要な場合は米印を付けて欄外に注釈、言いたい事がある場合はあとがきで書く、可能な限り原著そのまま(構成も含めて)届けるという姿勢に欠けた結果です。
気になる方は友達や図書館で借りてみてはどうでしょう。私はちゃんと買いましたよ、中古で。


前置きが長くなりましたが、ここから内容についてです。

詳細なフィッシャー式銘柄抽出法はこちら

■投資(発掘)銘柄■
アルコア、モトローラ、テキサスインスツールメンツ、デュポン、ダウ・ケミカル等

なかなかフィッシャーさんの言うインサイダー(内部者)との会って話を聞く手法は実践が難しく、この本を読めば劇的に成果が現れるというものではないと思うけれど、所々鋭いんです、フィッシャーさん(多分、これが私の根源的な感想です)。

その論拠を以下に抜粋。
■まとめ■
・高格付け債券は買うタイミングの判別が難しく、投資家よりトレーダー向き。
貨幣の購買力の世界的な下落を考慮するとマイナス金利になる場合もあり、戦前から固定金利の債券を持ち続けた場合実質価値の半分以上を失った。

・企業の売上げは毎年スムーズには伸びない。事業の進捗状況により不定期に伸びる。一度きりの好決算は重視しない。

従来の事業分野と関連のある製品開発のために技術力や研究成果を集中投入している企業から最大の投資成果を得られることが多い。
「ひとつの幹から何本も枝を伸ばした木々が何本も集まっているような企業を選んだ方が良い」

・軍需関連の研究開発、政府の予算で研究したものの成果を非軍事分野に合法的に転用できるような企業は、経費を掛けずに研究開発ができたようなもので有望。

・低コスト企業は、もともと利益率が高いため、好況時は経営基盤の弱い企業ほど伸びない。
しかし不況時の落ち込みは小さい。

・投資家にほんとうに大きな利益をもたらすのは利益率の高い企業で、たいていその業界で最高の利益率を誇っている。

投資の成功は、株を買う時点でその企業に関して公表されている情報ではなく、買った後で知られるようになった事柄によって決まる
株価の大幅な上昇が将来的に期待できるような改革をその企業が行っているか否かが重要(過去の株価は関係ない)。

・良好な労使関係。新しい従業員の訓練にはどうしても経費がかかるため、転職率(離職率)が高い企業は経費が高くつく。

・大企業が利益率を維持するために特許に頼るようになったとしたら、危険な兆候。

・(詳細な財務統計分析によって見つけた株は)どれほど割安な株であっても、せいぜい5割引のバーゲン品でしかない。

・実験工場(新工場)の操業トラブル、先行費用が出ているうちが投資チャンス


<下げ相場に関して>
・(景気後退、暴落対策)数年がかりで徐々に資金を投じる。
暴落がなくとも最初の頃に正しい株を選んで買っていれば、含み益がクッションの役割を果たしてくれる。

・平凡な下げ相場を恐れて魅力的な株を買わずにいるのは間違いであり、恐怖感から優れた株を売るのも間違いである(安値買戻しは困難)。

・ほんとうに大切なことは、時が経つほど大きな価値を生み出してくれる株は決して売らない、ということ。


<分散と集中に関して>
・分散投資、よく知りもしない会社に投資する方が遥かに危険。

・ポートフォリオに長々といくつもの企業名が並ぶのは、自分の投資判断に自身をもてないことの表れ。

・多くの銘柄を所有するのではなく、最高のものを。
ありふれた企業の株は粗末な代用品にしかならない。


<配当に関して>
・1946年からの10年間、ダウ社の株価はほぼ10倍になった。この間配当も当初の投資額と比較すると8%を超えるほどになった(配当の成長)。

・増配は、事業で得た利益の増加分を再投資する機会を放棄する行為。
有能な経営者が内部留保を再投資した方が、税金支払い目減りした配当金を株主に手渡すより、リスクは少ない。

・力量ある経営者が次々と新事業に乗り出しているような企業は、配当利回りは一貫して低く抑えられていても金額がしだいに増え、いずれは高配当株を上回る額が得られる。


<戦争を恐れるあまり株を買うことまで怖がってはならない。>
・(一般的に)大きな戦争が起こるたびに、自国がどこかの戦闘に参加するたびに、株式市場は暴落する。

・戦争が終わったあとには、たいていの株は急騰し、戦争前より高い水準で取引されるようになる。

・(戦時こそ株を買うべき)株価は貨幣の価値によって表される。戦時は貨幣の供給量が増大し、貨幣価値は戦前よりも下落する。つまり同じ株数買うのに以前よりもたくさんのドルが必要となる(インフレーション)。
→ 戦争は常に通貨の価値を下げる働きをする。

・近代戦争においては、敗戦国の通貨は完全に、あるいはほとんど価値を失ってしまうことが多く、株式もまた、その価値の大半を失ってしまいます。

戦争で株が上がるのは貨幣の価値が下がるためで、通貨によって表示される株の価格は必ず上昇する。


■おわりに■
「成長株を鬼ホールドすべきなんだ。何故なら〜」みたいな買い煽りのような本だと判断するのは早計で、フィッシャー氏が企業のライフサイクルを知り尽くした人物であることが本著のあちこちに見られます(エアコン費用や減価償却、会計方式、生産・研究開発における問題、労使問題)
彼の視線は細部まで届いていたことがわかります。


個人的に、バフェットさんを学び直そうかなという機運が高まりました。

「ロッドマン化」・・・僕が上でやったような主観に基づく強調行為だ・・・泣いた・・・orz
いや、これは私的なメモだから、そのまんま届けるよりわかり易い方が大事なので・・・(見苦しい)。
[ 2008/04/05 20:36 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(2)

私でも面白いほどわかる決算書 (宝島社文庫) (文庫)  



評価:☆☆☆☆(3.6)
普通程度に役に立ちます。

文庫サイズで携帯し易く、内容も読み易い。自分のような素人に適した内容なのですが、何分発売日が2002/11なので、最新の事例を含んでいませんので買って読む事もないです。

レビューに「不況期に書かれたものなので問題企業に対しては言及されているが、伸びる企業に対する言及が不足気味」とある通り、確かにそういう面がありました(笑。

業種種ごとの粗利益率平均など頭に入れておいて損はない大まかな情報が掲載されています。

基本的な分析には十分使えますから、最寄の図書館等で見つけた場合は手に取ってみてください、見易く色分けされているのでサクサク読み進められますよ。

この本の流れを汲む最近版はこの辺のようですが、自分で読んでいないものは勧められないのでノーコメント。

個人的に勉強になったキャッシュフロー計算書の見方について抜粋

営業活動によるキャッシュフロー・・・本業
投資活動による(以下略)・・・固定資産や有価証券(株式・債券)の購入や売却による資金の増減
財務活動による(以下略・・・借入金や社債の発行、株式発行や配当金支払いによる資金増減
現金及び現金等価物が着実に増加していることが望ましい

まとめた表
営業活動によるキャッシュフロー + + + − − −
投資活動によるキャッシュフロー − − + − + +
財務活動によるキャッシュフロー − + − + − +
                     a   b   c   d   e   f  

a、優良企業 これで8対1対1なら超優良(4対1対5だと危ない)
b、積極的発展企業 やや借金体質、攻めの姿勢で設備投資している!?
c、出直し型企業 苦境を脱して経営が上向きな企業にこの形が多い
d、一発逆転期待企業 経営的には褒められないが、借金がうまく減らせれば・・・
e、最後のあがき型企業 半分死にかけているhs、借金棒引きなどで生き残りを模索?
f、お前は既に死んでいる!?

営業活動によるキャッシュフローがマイナスだと危ない


自分の単純な理解では、
本業である営業活動によるキャッシュフローは+が望ましく、
(設備)投資にお金が出て行くのが普通なので投資活動によるキャッシュフローは−が望ましく、
資金調達である財務活動によるキャッシュフローは−が望ましい(つまり返済している!?)

結果、優良企業は現金同等物が年々積み上がると勝手に納得してます。


たまにこういう四季報・決算書関連の本を読むと繰り返し学習になっていいですよね。
[ 2007/10/31 06:14 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(5)

ゴリラゲーム 株式投資の黄金律 



評価:☆☆☆☆★(4.7)
評価を格上げしつつ、本文削りました(爆。

「この本は凄い本なんですよ」みたいな前振りが長く、修飾句や例が冗長で、”イネーブリングテクノロジー”のように耳慣れない単語や概念がでてきてますが、それらの問題点を補って余りある内容になってます。

内容は「企業間の競争優位性」
それぞれの市場を独占(寡占)している度合いによってゴリラ、チンプ(チンパンジー?)、モンキーとランク付けがされ、立場による力関係の違い、ゴリラに投資することの利点を明らかにしようという作品です。

マイクロソフトやインテルと言ったゴリラ(超成長?)企業を捕まえたい人向きのハイテク超成長株投資の本です。


<注意点>
2001年のネットバブルの頃に書かれた本ということ(そのせいかネット株に辛め、グーグルへの言及は一切無いなど)

<まとめ>
ゴリラゲームの原則
1、超成長期に入りつつある市場を見つける。
2、ゴリラになりそうな候補企業を、バスケット方式で全部買う。
3、バスケットのなかでどれがゴリラかが明らかになったら、他の企業を売りゴリラだけを残す。
4、ゴリラを長期保有する。
5、ゴリラのパワーを失わせる恐れのある新たなテクノロジーが出現するまでは、決してゴリラを売らない。


非ゴリラはゴリラ株に食われる前提のため、非ゴリラを売り、ゴリラ株に集中するのが一番安全という立ち場(勝者はスタンダードになり市場を占有し、敗者は淘汰される)。

ゴリラの条件:
1、専有アーキテクチャー=独自のものをもっている
2、スイッチングコストが高い=参入障壁が高い



キャズム(深い溝)
初期市場とその後にきたるべき大衆市場との間に横たわる深い溝。顧客がいなくなる期間。

トルネード
超成長期、トルネード段階では、購買層を新技術の世界に飛び込もうとさせる。
大衆市場が生み出され、需要超過は年率300%といった成長も珍しくない。

例:マイクロソフト、インテル、シスコ、オラクル、これが本書で取り上げるゴリラ企業に当たる。

こうした企業の誕生は、市場をリードするベンダーが作る製品のアーキテクチャーをデファクト・スタンダードとして採用することによって起こる。

ボーリングレーン・・・メインストリートの手前

メインストリート
この段階に入ると、ゴリラの猛威も収まるのではないかと考える人もいるが、実際にはますます強力になっていく場合が多い。

新規顧客の開拓以上に既存顧客を対象とした新たなサービスの付加し、売上を伸ばす。企業戦略の焦点がマーケット・シェア拡大から、マージン・シェア(利益率)の拡大へと移行。

自動車やテレビ、電子レンジといった過去の新技術で示されたように、メインストリートは長期間続く、メインストリートでは常にゴリラにとって有利な状況が続く。


ゴリラ戦争の結末
小さなゴリラが大きなゴリラに飲み込まれる場合は、納得できる場合は悪い話ではない。
拡大路線を走る2頭のゴリラが衝突した場合は、

1、投資先のゴリラが負ける場合
1996年、LANスイッチ市場で3Comシェアは1年間で50%から17%に減少し、侵入者のシスコはゼロから38%までシェアを伸ばした。
リモート・アクセス装置のシバは、アセンドとの戦いに敗れ、株価が80ドルから8ドルまで急落した。

2、戦争が膠着状態に陥った場合
基本は大して変化がない。どちらもシェアを伸ばせないとなると、両者の株価が下がり、それでも競争を続けると収益が減少し、急落する恐れも。

3、投資先ゴリラの勝利
劇的に跳ね上がる。もともと高い時価総額を誇っていたゴリラ株が、新たな市場で支配権を獲得することによって、いっそう高い評価を受けるようになる。
1990年初めから1996年終わりまでの7年間で、インテル株の価値は1200%増加した(年平均44.3%)。
同期間のライバル企業AMD株のリターンは212%、ゴリラ企業のリターンは同業他社に比べ圧倒的。


技術革新による政権交代(省略)

クーデターとゴリラの逆襲
インテル:(省略)
他所の長所を取り込み、敵の一部を味方に引き込む、以下略。

マイクロソフト:ブラウザ戦争。ネットスケープのブラウザ躍進によるデスクトップ支配の揺らぎ。
マイクロソフトの対応
(PC購入で無料で付いて来るようにすることでブラウザ単体での収益化を防いだ)

ゴリラ株は人気業種のなかの飛び抜けた人気株と見られ、株価は上昇を続ける。

ゴリラ企業は平均的な企業よりGAP(Competitive Advantage Gap:競争力の高さ)とCAP(Competitive Advantage Period:競争力維持期間)が優れている。
GAPを縦軸とし、CAPを横軸とした曲線をイメージ。

ゴリラ企業のCAP、持続力
1、ゴリラ企業の支配するテクノロジーはトルネードの渦中にある。これは3〜5年続く。
2、その後メインストリートに入り、その技術分野が市場を確保している限り、最後まで競合優位性を保持し続ける。
3、時が経つほどに、他のベンダーはその技術分野で市場を確保することが次第に難しくなっていくが、ゴリラの競合優位性はあとになるほど弱まるどころか、強まっていく。
4、これは価値連鎖に参加するすべてのパートナーたちが末永く生きていくために、ゴリラが壮健であることを望むため。


たとえ好業績を出し、業績の向上(GAPの拡大)させても、競争力維持期間(CAP)に変化がなければバリュエーション(市場での評価?)が大幅に変わることはない。

ゴリラ企業の競争力維持機関(CAP)は、カテゴリーそのもののCAPと完全に重なる。
最後まで生き残るのはゴリラ企業だけだからだ。


ゴリラに対するバリュエーションの修正は、急に思い出したかのように何度かに分けて起こる。


トルネードの終わりと株価の下落
トルネードが失速し、市場の評価が実態に追いつく。
この時、そのセクターの各企業が行う一連の決算発表が市場の期待を裏切り、調整が始まる。

何の前触れもなく突然に減益発表を行うような場合には、その企業の同業他社に対する優位性が崩れている場合があり、それを外部に隠している懼れがあり、市場はGAPばかりでなく、CAPまでも下方修正するため下げ幅が大きくなる。

失望決算は株価を急落させるが、ゴリラ企業だけは変わらぬCAPを維持することができるため、株価の回復が望める。一方でチンプの株は、一度つまずくと回復は困難。


各分野の特徴(省略)

経済全般の分析、金利、市場が強気か弱気か、IPO、インフレ、マネーサプライ・・・これらの情報はせいぜいトルネードの進行速度を変える程度のものでしかない。

大半のニュースはゴリラゲームと関係なく、業界内の権力構造の変化だけを押さえていれば十分。


<終わりに>
本当はもっと大量に抜粋したんですけど、最近著作権関係厳しくなってますから結構カットしました(爆)。
(実は過去にまとめた本も少し文章削りました、悪しからず。)

本書の着眼点で自分にとって新鮮だった部分に的を絞りましたので、全体の流れを追いたい、細部が気になる方は、やっぱり買うか、借りるかして読んだ方がいいと思います。
[ 2007/06/06 17:21 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | コメント(-)

仕手株でしっかり儲ける投資術 中原圭介 



評価:☆☆☆☆★(4.3)

なんというか、ありがちなタイトルで投資のハウツー本かと軽い気持ちで手に取ったのですが大間違いでした。
投資本などという生易しいレベルじゃないですね、仕手株投機本(あるいは仕手株研究本)です。

著者は100万円の元手を3年で7000万、奥付の著者紹介によれば1億4000万まで増やし、現在はフィナンシャルプランナーとして活躍中だそうです。


マーケットの魔術師シリーズにある”他の参加者(この場合仕手筋)の頭の中を読む”レベルの投資家ですね。

今回高評価なのは、自分が仕手株に関して殆どノーマークだったこともあります(以前は成長なくして株価の上昇は無く将来を考えることを優先していたため)

そんな仕手株初心者の自分が独力で本書の知識に相当するものを経験や聞きかじりで習得するには恐らく2〜3年掛かっても難しいと思うのでそれだけ近道できたという意味で高評価をつけました。

ただ、仕手筋の動きに相乗りして担いでもらう手法なので不発だった場合の対処法とか失敗談なども後学のためにもっと欲しかったですね。
当然売り時を誤れば高値で取り残され何割も失うリスクがありますから手持ち資金の一部で行うボーナスゲーム的なものと割り切り、投資手法の一部に留めるのが無難だと思います。
そもそも仕手筋も株価の引き上げに失敗するそうなので過度の期待は禁物です。


まとめ
「玉を転がす」玉集めで浮動株の多くを支配し、時価よりも高い価格で板を出し、これを自身の資金で買い上がる行為。

「振るい落とし」説明略、リンク先をどうぞ

「情報操作」巷に流れる仕手の情報は仕手筋が息の掛かった投資顧問業者や証券外務員などに情報を流した結果であり、又聞きなど末端に情報が流れる時には仕手筋は売り抜けを意図している。
(買い煽りが多いときは売りたがっているというとはあながち見当違いでもない?)。

「来期の業績拡大期待」「○円配当」など四季報に書いてあるような取ってつけたような上昇理由、「空売りも踏み上げの動き」などマスコミに流れる頃には仕手筋は逃げている


売り抜け
・「信用取り組み」仕手筋の中には意図的に信用取り組みを操作する場合もあるらしい。

外資系証券のレーティング引き上げには保有銘柄売り抜けの意図があるらしい

心得
仕手株の動きは仕手筋によって演出されるものなのでテクニカル分析は役に立たない、テクニカル分析を捨てる度胸が必要(意図的に悪いチャートを作り売り誘うことやその逆もあるらしい)。

・大陽線の翌日に大陰線や上ヒゲを出すなどして見切り売りを誘う。

・仕手株で信用できるテクニカル指標は動き始めと天井を打った局面のローソク足チャートと出来高。天井では上ヒゲや陰線が浮動株を超える出来高と共に普通に現れる。

・仕手戦で失敗した仕手筋は、含み損を抱えた大量の株を金融屋や他の仕手筋に買い取ってもらう場合があり、安く仕入れた株券を元に別の仕手筋が半年や1年後に相場を仕掛ける場合がある。


仕手株に共通する不自然な値動き
1、上る材料もないのに少しずつ上昇(インサイダーでなければ会社側も理由を知らない)
2、買い手が玉集めの買い方をしている
3、値上がり率上位に突然顔を出す・・・・・・短期決戦


・厚い売り板(見せ板)で売りを誘い、集まらなくなればボックスを引き上げる。極端な価格の開きなど買い難い板は買い。

・売り玉が出てこなくなる。出来高が減少しても株価が下がらなくなれば買い時。

・地合を考える。大型株に買いが集まる地合では仕手株は奮わない、ボックス圏が望ましい。逆に個人が提灯買いする余力に乏しい下げ相場でも仕手筋が仕掛けることは少ない。

・売却は9時から10時の間が多い。特に高値圏の大陽線の翌日の窓明けは売り時「大陽線+長い上髭」の形成の可能性大。

・仕手筋が売り抜けるためには大量の出来高が必要、よって出来高が多い日は売り時。発行済み株式を超える出来高の相場は短命でせいぜい3日しかもたない。

・仕手株でナンピンはしない。仕手筋がついていない場合や相場が終わっている場合もある。

2回目の参戦(あや戻し)は参戦しない。3割が戻って来ない上に値幅が少なく旨みに欠ける。

・仕手株の空売りは基本的にしない。中には5倍以上になるものもあり、特に慎重に行う必要がある。


ファンドの買いを確認しながら買う周到さ、仕手筋が途中で挟む閑を堪える辛抱強さが玄人レベルですね。
この本の視点、買い方の意図・板の出方を考慮しろというのは本当に大切なことだと思います。

本書には説明のために仕手株の価格の推移を記録したデータや実際に著者が目撃した板情報、チャートなどの図表、仕手銘柄(30銘柄くらい?)が掲載されていますが、それらについては購入するか借りて読んだ時に自身の目で確認すべきものなのでここでは触れません。

どうしてこう言い切れるのかは各場面・前後の文脈を読んでいただきたい。


注)他の本とのバランスから後日評価を削りました。
[ 2006/12/09 17:50 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(0)

たった7日で株とチャートの達人になる ダイヤモンド・ザイ 



図書館で見つけて軽い気持ちで斜め読みしました。

評価:☆☆☆(3.0)

別に悪くないです、入門書としては良く纏まってます。
しかし何冊も株本、経済誌を読んでる人間には既知の情報の確認、裏付け程度の内容+αという程度です。

楽天証券オフィシャルということで楽天証券でのツール使用を前提に逆指値の使い方に踏み込んでいるのが本書の特徴と言えると思います。

メモ
・経営基盤が強固で一定の利益を確保している、来期以降の回復が見込める企業のセリングクライマックスは買い、PBR1倍割れが目安。


アノマリー関係の話は結構面白かったですね。

年間を通して年末から春先に掛けて上昇し易い(新年(1月)、新年度(3,4月)逆に歴史的安値は9、10月に多い、7、8月は外国人の休みで夏枯れ、5月も好調な4月と6月に挟まれ弱い月になる。

>今年はアノマリー通りで5月以降は参加しない方がいいくらいでしたね('A`;)

・ディーラーの手仕舞いの関係から「月初は高いことが多いことが多く月末弱いことが多い」

・ラリーウィリアムズ曰く、
「月曜にセリングクライマックスが起こりやすい」
理由は週末に弱気材料を見聞きすることで不安になり、月曜の投売りに繋がり易いからと。

以上です。


私事ですが11月のアフィリエイト収入表を更新しました。気になる方はサイバーからどうぞ。先月は自分でブックオフで買わなかったのでA8ネットは寂しいことになってます。
しかし何処の聖人様が自分のブログ経由でアマゾンで本買っていただいたようで収入が((((;゚Д゚))))!!!
ウホッ、初めてアマゾンから収入がーーー。・゚・(PД`q)・゚・。こんな好き勝手書いてるだけのブログにも読者がいたんだ(マテ

仕手の本の方は纏める作業は終了したんですけど・・・・・・調子に乗って膨大な量抜粋してしまい、作者に訴えられてもあれなので多少削ろうと思っているので、週明け以降ネタに詰まったらアップする予定です。

それでは(゚Д゚)ノ
[ 2006/12/03 13:52 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(0)

株で儲けるニュースの読み方 藤本誠之 

「株は連想ゲーム」と著者が書いている通り軽いノリで例として挙げられている銘柄も既知のものが多くドンドン流し読みができ1時間強で消化できました(かなり早い方)。

その割りにノーマークの銘柄が結構見つかり、価値がないというより自分のような素人への啓蒙を意識して軽い調子にしてありますが、取るべきところはあります。

(うまく言葉にできなくてスマン('A`)

仕手っぽい瞬時に材料で爆上げしたりする銘柄のレパートリーが増えます(スペースと気力の都合で全部は抜粋しません、御理解ください。



評価:☆☆☆★(3.5)
某理由により0.5個分減点してこの評価です。

<選挙関連>・・・解散→総選挙
6809 TOA・・・音響・施設
7521 ムサシ・・・投票用紙
4721 フジスタッフ・・・マスコミ系派遣に強み

<郵政民営化関連>
8692 だいこう証券ビジネス・・・証券バックオフィス事務代行。
9065 山九・・・陸運業。中国での拠点づくりに先行(郵政公社と提携、国際物流で中国・東南アジア視野?

<テロ・紛争・地政学リスク>
7963 興研・・・防塵・防毒マスク最大手。防衛庁向け独占供給
7980 重松製作所・・・防塵・防毒マスク最大手。産業用シェア8割
7011 三菱重工業・・・造船から防衛まで扱う総合重機メーカー
5631 日本製鋼所・・・世界有数の大型鋳鍛鋼品メーカー

<含み資産>・・・主に土地
9722 藤田観光・・・目白椿山荘に広大な土地(仕手っぽい銘柄?)

<鉄鋼業界関連>
5423 東京製綱・・・独立系電炉大手
9810 日鐵商事・・・新日鐵系専門商社

<富士山噴火関連>
1783年(天明3)の浅間山噴火の火山灰や噴煙が気流に乗り、ヨーロッパの太陽光を遮り、冷害を引き起こしフランス革命(1789年)の遠因になったそうな?

7963 興研・・・防塵・防毒マスク最大手。防衛庁向け独占供給
7980 重松製作所・・・防塵・防毒マスク最大手。産業用シェア8割
1963 日揮・・・富士山麓の工場立て替えのためプラント関連が賑わう
4536 参天製薬・・・目薬
9101 日本郵船・・・鉄道網寸断、海上輸送が活発化のため海運関連。

<インフルエンザ流行>・・・ドラッグストア全般
9875 マツモトキヨシ
3107 大和紡績・・・紡績中堅、抗ウイルス不織布(仕手っぽい銘柄です)

<団塊世代退職関連?>
8698 マネックス証券・・・ホームトレード増加を見越してだそうです。

しかしなぜかマネックスだけしか名前が挙がってない。しかも「社長の松本大氏は著作も多く、マスコミにもよく登場しているので、親しみがあるし」「ネット証券は手数料が安いし」

(  Д ) ゚ ゚


アレ?( ゚д⊂)ゴシゴシ


この本結構古いのかな?


あとがき?(おわりに)のところに”2006年2月”ってあるんですけど(;´Д⊂)

ライブドア・マネックスショックが1月15日頃ですよね?日程には余裕があったはずなのにオカシイ(<●>_<●>)


巻末を確認、納得(*´∀`)スッキリ







著者:藤本誠之 マネックス証券株式会社 戦略事業部

読者+トレンド 身内庇ってるやんけぇーーー、亀田パーンチ(効果のほどは知らない)>○#゚Д゚) ≡○)Д`)・∵.

これが評価を0.5減点した理由です。
興味のある方はどうぞ。


注意:ここ上記で紹介した銘柄に投資を検討する際は四季報などで業績の推移を自分で確認して自己責任でお願いします
(暴落前のクリエイトレストランも例として挙げれており、すべて鵜呑みにするのはお勧めしません)。
[ 2006/10/05 18:49 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(6)

生き残りのディーリング 矢口新 



以前雑誌か何かでこの著者の本が紹介されていて興味を覚えたので読んで見ました。
評価:☆☆☆★(3.8)
評価格上げしました。

<感想>
悪くはないんですが文体が教科書的で眠くなります。また本文中で引用されているマーケットの魔術師シリーズなど投資関連の本を何冊も読んでいる人には目新しいものは少ないかもしれません。

また機関投資家を向けの内容というか一般の投資家向けの投資本とは少し視点が違い、その部分がこの本の特徴になっています。

具体的に需給、相手の懐具合、ポジションに注目しているところです。


<要点>
・買ったものは必ず売り、売ったものは買い戻すしかない投機筋にトレンドは作れない
・投機筋がポジション閉じる時はロングからショートへサイドを入れ替える(俗にいうドテン)。
・二人の投機家が売り手と買い手に分かれて勝負をした場合、長く大きくポジションを保有した方が勝つが、相手が石油会社のような実需(実体経済)だった場合は買われたもの(あるいは売られたもの)は支払いに利用され、相手はポジションがゼロになるのでいくら待っても投げは起こらない、このような相手に立ち向かえば負けるのは確実。

・市場心理の偏りはポジションの偏りを表し、弱気だから下がるよりも、下がったから弱気なった。弱気だから売りがでるというよりも、すでに売っているから弱気になった。そういう場合が多い。
陰の極とは弱気の極み、底値売りを避けようと踏ん張る人間が投げ、もう売れないほどに売り尽くし、さらにショートが相当に積み上がって初めて相場は反転する。

・強いと思って買えば翌日下落、弱いと思い売れば踏み上げに合うのは大口がポジションの保有期間を一日長くしただけで、今日買って明日は売りの倍返し。明日は売ったままにしておいて明後日に買いで倍返し。これだけで日計りのほとんどを殺せる。

たしかにこういうのありますよね。

・経済のファンダメンタルズから大きく乖離した相場がファンダメンタルズに鞘寄せを始める時が勝負どころ。場合によっては全額を注ぎ込んでもいいらしい、利食いのさいも買い乗せ(売り乗せ)するために三分の一や三分の二を閉じ、状況によって再度買い乗せ(売り乗せ)する。

基本的に同意です、最低限利益を確保しつつ含み益を伸ばす効果が期待できます。

・値動きには順張り、市場心理には逆張りで向かうべき。高値警戒感ではまだ買え、こんな大底で売れるかと言われるときは売れる。
総強気、総弱気になるのを待って、逆張る。

・人が押し目買いを言い出す時は買いたい人間が十分に買えてないためまだ買える、押し目を言い出す人間は高値でいずれ買いにくる。

・勝ちを大きくする急所は買い乗せ(ピラミッティングとも言う)、含み益が乗ったポジションを軸に新しいポジションを増やしていくため含みがゼロになるまでに手仕舞うことができるのが利点。

・バブルと健全な価格上昇とを見分ける判断の基準はレバレッジ。差金決済や信用取引を含めて、価格上昇期待で借入金によって買われている相場は危ない。
逆に高値警戒感が出ても手持ち資金の資産配分を当てている相場なら長続きする。

・(金利の上昇のような)保有コストの上昇は、買い手のなかから脱落者の増加、売りの増加を意味し、残った買い手の負担を更に高める、逆ザヤでの時間の経過も、絶対的なコスト増を意味しますから脱落者の増加を促し、価格下落などで順ザヤになるまで解消されることはない。

・ナンピン買いは簿価(建て単価)下落に繋がり、少しの反発で生き返り勝つ確率が上がり、何度かはそれで切り抜けられる。
そのうちにポジションの膨らみ過ぎで怖い思いをするようになるがそこもさらなるナンピンで切り抜けられる。
最終的に戻ってこない銘柄に当たるか、資金切れで大損する結末に至る。

↑多少付け加えましたが、意味は同じはずです。一度の大損で退場・破産してしまうような致命的失敗に繋がるパターンだと思います。

・損は切るもの。評価損は実現損よりも性質の悪いもので、これからどこまでも成長する可能性を秘めている、生きた損。エネルギーや機会利益を損ない、破滅に繋がる危険がある。
損切りの繰り返しによる断続的損は持ち続けた場合に比べれば高が知れている。

・高値圏での攻防は買い方が売りものをこなして踏ん張り、チャートポイントを抜けばショートの買い戻しで自動的に急上昇する(当然この逆もあります)。
この時買い手が強い営業力を持ち、ロングポジションを顧客に嵌めていけば買い余力を確保できる、有利なるが顧客が損失を被った場合営業力の低下に跳ね返る。

(これでサイバーエイジェントで怖い思いをしました、というか一回死にました。)

・負けが込んでいる時の対処は、金額を減らすことでコストを下げるしかない。コストが半分になれが生き残れる確率が2倍になり、三分の一になれば3倍になる。


以上です。

沢山抜き出してる割に評価が低いような気もしますが、淡々としていてイマイチ高揚感が得られなかったので星三つにしました。プロとはそういうもの!?
[ 2006/09/28 23:06 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(0)

ヘッジファンドのすべて 



評価:☆☆☆★(3.5)

感想
ヘッジファンドの投資戦略に焦点が当てられており、新しい投資法を模索している人間には参考になります。

しかし、購入は勧めない。2000年に出版された本なのでその後の変遷を考えると、比較的最近発売されたヘッジファンドに関する書籍を買った方が無難かなと、自分は図書館で見つけて読んだ口なので、興味のある方は最寄の図書館で検索しましょう。あっ富豪の方はリンク先で買ってくれると嬉しいかも・・・・・・

読者 ドルァァッ( ゚Д゚)┌┛)Д`)・∵.ハァハァ トレンド

まあ、ヘッジファンドが大暴れした90年代は抑えてますからつまらないというはないでしょう、ただしまとめ↓を読めば十分だったりするかも?

まとめ

<ヘッジファンドの主な投資戦略>
・マクロ投資
・セクター・ファンド
・株式市場ニュートラル
・エマージング市場
・株式ヘッジ・株式ノンヘッジ
・破産証券投資
・イベント主導
・ショート・セリング
・転換社債アービトラージ
・買収合併アービトラージ
・債権アービトラージ

上記が主要な戦略で全体の約90%を占めます。


マクロ投資:
 株式、為替、商品相場の価格と価値の極端な不均衡と持続的なトレンドを予見し、レバレッジを掛けた資金を賭ける。
 それぞれの投資対象にとって特定のマクロの環境条件の下で成功するのであって、それ以外では成功しない、という前提に立ち、有利な環境を見つけ、投資戦略を状況ごとに使い分ける、自由度が高い。
 彼らは「均衡からはるかに遠い状態」言われる価格の異常な騰落を待ち構えている。 
二標準偏差以上離れた場合、2、30年に一度の極端な投資機会が発生したと言える。

注)標準偏差
データ値Xが含まれる確率は一標準偏差が68.3%、二標準偏差が95.4%、三標準偏差が99.7%となる。

マクロ投資理論のもっとも有名なものは、ジョージ・ソロスの「ブーム/バーストの連鎖」であろう。

第一段階、そのときに支配的なマクロの趨勢(トレンド)が、同様に支配的な投資家バイアス(先入観)と結びつき、相互に強めあう。

第二段階、この趨勢が政策発表などの外的ショックにも耐えてさらに強化されると「加速の時間(アクセラレーション)」に入る。

第三段階、そして先入観があまりにも真実とかけ離れてしまって、バイアスがバイアスとして認識されたときが「真実の瞬間(モーメント・オブ・トゥルース)」である。

第四段階、続いて「たそがれの時期(トワイライト)」が訪れ、趨勢はなお慣性によって持続するものの、市場参加者によって強化されることはなくなり、頭打ちとなる。その時点(屈折点、インフレクション・ポイント)で、それまで続いてきたバイアスに対する信認が消失し、趨勢が反転する。
通常、重要な政策変更が屈折点の合図になる。
それはブームの崩壊を予見させ、それまでの趨勢とは逆方向の市場バイアスが常態への復帰を加速する。マクロ投資戦略の要は、以上のプロセスがいつ屈折点に達したかを見極め、均衡へ復帰する趨勢にどのようなタイミングで乗るか決めるところにある。


セクター・ファンド:
 セクターへの投資、成長率の高いセクターを買い、低いセクターを売るなど。他のセクターより成長率の高いセクターに投資するということはトップ・パフォーマンスの株に遭遇する確立が高くなる、また並みの銘柄でも高成長産業に所属するメリットを享受できる。
 特化することで情報優位を得やすい。

気になる話で、バイオテクノロジーの会社は巨大製薬会社からの特許使用料に依存する会社になり、販売力に勝る巨大製薬会社との差が縮まらなかった。

その会社やセクターに追い風となるイベント(触媒)を探し、事前に動く。たとえば新製品の登場、規制当局の許可、リストラなど。

セクター投資家のヘッジは、中核となるポジション(ほんとど売らない)と売買およびヘッジのためのポジションという二つの部分で構成されている。
利益の源泉となる中核ポジションのリスクを制御するためにヘッジのポジションを活用する。


株式市場ニュートラル:
 株式のロングとショートのポジションをほぼ同額にとって相殺し合うポートフォリオを持つ戦略。
 市場平均を上回るパフォーマンスが期待できる銘柄を買い、下回ると思われるものを売る。
 売り買い同額のポジションを持つことは、市場リスクを除くことにつながり、個別株に掛かる株式選択リスクを積極的に引き受ける。


エマージング市場:
 新興国投資、乱高下し易い。


株式ヘッジ・株式ノンヘッジ:
 株式ヘッジは中核となる株式の買い持ちと、株あるいは株価指数オプションのショート・セリング(いわゆる売り)を組み合わせる。
市場全体の環境条件によってロング超過にもショート超過にもなりうる。
 株式ノンヘッジはヘッジをしない戦略。


破産証券投資:
 業績不振企業の再建を期待した投資法。

イベント主導: 
破産、財務リストラ、合併、買収、事業部門や子会社独立といった、会社のライフスタイルの中で起こる重要なイベントがもたらす結果に投資する戦略。
 伝統的な株式投資のアプローチと違って、株式市場全般の値上がり益を当てにすることはない。横ばいか低落の市況の下でも、高いリターンが得られる


ショート・セリング:
 売りによって利益を狙う戦略、長い上昇相場の結果激減し、下降相場で増加する。

注)アービトラージとは?

転換社債アービトラージ:
 転換社債は株式と債権の両方の性質を持ち、下げ相場では(債権部分があるため)株式よりも緩やかに値下がりし、上げ相場では(株式に転換可能なため)対応する普通株に近い値上がりする。
 転換社債をロングで買い、対応する普通株を売ることでリスクを限定しながら利益を狙うことができる。
 ただし、転換社債と対応する普通株との価格関係が特殊要因などで予測と正反対に動いた場合、双方で損失を被るおそれがある。

買収合併アービトラージ:
  買収・被買収の会社双方に投資する戦略・典型的な例では、買収を仕掛けられている会社を買い、仕掛けた方を売るなど。

債権アービトラージ:
 相互に関連した債権とデリバティブにロングとショートの相殺するポジションをとる戦略。


注意)今回は戦略面のみ抜粋しました、どういう資金がヘッジファンドに流れているか、パフォーマンスに関しては省略してます。

本当は投資例まで挙げられていてそっちも結構楽しかったのですが、文字数が増え過ぎるので省略しました(お許しを。
[ 2006/09/10 16:30 ] 投資本要約、実践系 | トラックバック(-) | CM(0)
慈悲の心で<(_ _)>
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