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決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

評価:☆☆☆☆(4.0)



初の勝間本、これで私もカツマーかぁー!(^∀^)テヘッ
(勝間さんはNHKの経済番組の解説や経済誌の特集で何度も拝見してますが、ご著書は初ですね。)

勝間さんは最近の女子向けに書かれた本の評判は散々ですが、古巣の会計士としての知識・書籍はまともですから心配要りません(この表現はどうなの?(^^; )。

本書は評判も上々だったので随分前から目をつけていたのですが、入手に手間取ったのと、英語の勉強を優先していたので積み書が溜まり続け・・・・・・40数冊、慌てて読みました(笑)。

簿記関係の本は、本職でない方も定期的に読むといいと思います。
古い知識の定着や新しい視点の獲得、最近の会計ルール等々の情報が得られますからね。

発売日: 2007/10/25
単行本(ソフトカバー): 224ページ

文字も大きく、財務3表や決算短信のページも多く、比較的軽量級、サラリと読めるタイプの本だと思います。
(この手の本(簿記系)が初めてとか、財務3表が出てきて眠くなる人は軽量級と感じないかもしれないけれど、勘定科目を聞いてBSのどちら側か、大体の位置が分かる人は一々表の位置を確認しないでも、”どの辺弄ってるのかわかる”・・・つまり沢山決算書見てる人は大丈夫(´・ω・`)キリッ)

まぁ、本書でもいろいろ「財務諸表の異変を感じ取ろう!」と、解説がありますが、
成長段階にあり、無借金、あるいは低負債で経営している企業は際どい粉飾はしないから、そういう会社を選択していれば、そんなに詳細な分析をしなくとも大丈夫。管理人もあんまりわかってないから(マテ。

難易度的に基本過ぎる部分と、私もやってない面倒な分析、初めて聞く話もあり、一部は凄い勉強になったような?まだら模様な読了感。
企業業績は毎年安定的には伸びませんし(外部環境の影響もありますし)、10年に一度の思い切った投資をした年というのもあり、1,2年だけ鬼のように分析してもよくわからないし、負担にならない範囲で継続的に確認し続ける作業をコツコツ続けるしかない思うので、どこまで分析するかはその人次第ですね~。
(すみません、自説に入って脱線しましたw(-人-))

最近では”オリンパスの粉飾決算”がありましたから時期的にもタイムリー!?
本書がライブドアの粉飾決算を何度も引き合いにだしたり、粉飾したい企業経営者の心情を説明してくれる事、投資家・アナリスト視点で疑いの目を向けてくれる点も勉強になった気がしますw
(投資の世界では、いろいろ邪推するような人間じゃないと簡単に騙されてしまうって事だよ(/∇\))


■メモ■
・簿記の起源は15世紀。

・優良企業は税負担を軽減するために利益を小さく見せたがるし、不振企業は減益や経営不振、借入条件の悪化を避けるために無理に利益を捻出したがる(意訳です)。

・貸借対照表の資産の部のうち、現金以外のものは「調達したお金の使い道」、「取得原価主義」により買った値段で表記。

・「会計発生高」
アクルーアル・会計発生高をようやく理解 【 カウンターゲーム 【2006~2011時代】 】

・「総資産経常利益率(ROA)」= 経常利益÷総資産
(これなんか、会社四季報に書いてあるから簡単(^^)v)

・人件費の資産化w
販管費として処理すべき人件費を無形固定資産の「ソフトウェア」「建設仮勘定」「ソフトウェア仮勘定」、繰延資産の「研究開発費」として資産化。
(費用を注ぎ込んだものの途中なので売上化していないものとして「資産」処理する中に人件費を混ぜちゃうって事ねw)

・減価償却期間と方法の調整
税法上の目安を守りつつ、合理的な根拠があれば調整。

・引当金の取崩し。
利益を捻出するために「退職給付引当金」を縮小等。
(最近チラホラ見かけるような?(^^; 正直、合理性の検証が困難。)

「のれん代」
連結調整勘定、のれん代といった資産には換金価値がない
(M&Aの買収プレミアムの調整勘定だからw)

持分変動損益
自社が保有する子会社に対して第三者割当増資を実施、その割当した価格を時価として計算。
(・・・つまり一部を高値評価して増資すれば残りの部分の帳簿上の含み益が出るって操作だってばよ(^^; その評価は自社のマイルール(え。)

注記事項
のれん代償却期間の変更等の重要な記載があることも。

・限界利益
限界利益とは | 変動費とは 固定費 貢献利益 | 限界利益率 薄利多売
(本書の業界ごとの限界利益率のグラフが興味深かったです。)

・「ビックバス」会計
DRIVEN NEWS BACKNUMBER

「少数株主持分」
子会社の株式を100%保有しない場合、子会社の純資産のうち親会社のものではない部分を、「少数株主持分」として扱う。
(・・・これ、なんで「純資産の部」に足し算されているのかしばし悩んだのですが、相殺消去の結果だそうです↓(^^;
少数株主持分
少数株主持分
自分の持分でないなら負債性なのかと思ったら純資産としてカウントされているから、かなり悩んだのですが、相殺消去の結果として解釈します。よくわからんので丸暗記かな?

・・・いつも通り、詳しい説明がしたい!欲しい!けど、丸々抜粋すると長くなりすぎる箇所をグーグル検索から引っ張ってきた用語解説で代用しました。悪しからず~(-人-)


■おわりに・・・(感想、雑記)■
いくつか気になった点があるのですが、すでに上で書いたもの、失念したものは置いておくとして、
全般的に”M&Aに辛口”でビックリしました。
そりゃ、自力成長が一番かもしれませんが、手元資金が潤沢な会社がM&Aで足し算してもよほどの大物でもない限りは数年で消化して利益も加算になり悪くないと思いますけどね。
(ライブドアショック後で辛口になったのかな?M&Aが上手い会社とかもありますから自前主義が必ずしも第一ではないでしょう。でも売り物にいい会社は少ない?高い?)

以上です。
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タグ :  勝間和代 カツマー 女帝 女傑 簿記 会計 粉飾決算 ライブドア

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

株式投資の未来

評価:☆☆☆☆★(4.2)



出版年:(2005/11/23) 日経BP社
単行本: 345ページ(巻末の40ページは資料なので、実質300ページほど。それほど重量感は感じなかったです。)

帯のジェームズ・コリンズ氏のコメント、
「ジェレミー・シーゲルは株式市場に歴史的な評決を下した」

このコメントが言い表す通りの本です!(笑。
数値、データ、統計を好んでアプローチに取り入れる人に向いた内容だと思います。
(作中で、バフェット氏の投資法への賛辞を送っており、絡めて話を進めている場面が多々あり、バフェットファンは一読の価値あり(^^;?

株式投資という水物?を大学教授が真面目に研究しているところがアメリカって懐が深いなぁと、思いました。

・・・後半は興味深い話が多いものの、話が拡散していき市場から離れた?・・・税制、ITバブルへの指摘、世界の人口動態、技術革新と文明を絡めた話(←個人的にこれ手の話は好物です(笑)。


■メモ■
・株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。

・配当の再投資が株式リターンを押し上げる。


・個人投資家は分け前にあずかるつもりで、実際には、損を引き受ける仕組みになっている。
(省略しますが、IPO投資がリスク・リターンで劣る。売り手や投資銀行にカモにされてきたことは押さえておきたい)。

・過去に際立った運用成績を達成してきた銘柄は、斜陽業界や低成長国に属しているケースが多い。
サウスウエスト航空、ウォルマート、ニューコア・・・

・S&P500指数、1957年に1000ドル投資し配当を再投資に回していれば2003年には12万5000ドルになっている。
ただし、フィリップ・モリス株を買っていれば460万ドルになっていた。

・フィリップ・モリス、
規制に巨額の訴訟リスク、投資家が買いを手控えた中、高配当が継続されリターンを押し上げた。同社は減配したことがない。

・セクターの拡大・縮小と、リターンとの間には相関性はない。
ヘルスケア(医薬品)生活必需品が2強。

・「資本を食う豚」
設備投資が高水準な企業ほど、運用成績が低い。

日本の電機メーカーのことですかーー?

・1ドル投資した場合の過去200年間のインフレ調整後のトータルリターンは、株式が59万7485ドル。長期国債は1072ドル。地金は1.39ドル。初期の1ドルの購買力は7セント程度になる。
(債券・株式とインフレの関係が興味深い)。


■発見の土壌と伝承■―――マイケル・クレマー
歴史の大半を通じて、人口は経済成長率を表すかなり有効な指標となってきた。人口密度が上がると、アイディアの伝達が速くなり、専門家が進み、道具が洗練され、食料生産高が増える。
情報量が増えるほど、生産性が上がり、大きな人口を支えられる。

・中国の政治権力による抑圧の結果技術が失わてきた逸話は興味深い。
天工開物 - Wikipedia

■産業革命の前触れ―――印刷機
1455年、グーテンベルグが印刷機を発明。
生産性が50倍に、印刷コストは98%低下した。
以降、科学的、技術的発見が加速・・・「科学革命」「理性の時代」を経て2世紀後の「産業革命」へ繋がる。


■おわりに・・・(感想、雑記)■ タグ :  株式投資 ジェレミー・シーゲル バフェット 長期投資 配当再投資

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テーマ : 株式・投資に関する本
ジャンル : 株式・投資・マネー

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法

評価:☆☆☆☆(3.9)



わかり易い!わかり易いです、簿記を齧ったことがある人には(マテ。


読んで良かったと思うし、私には勉強になりましたけど、予備知識ゼロの人が本書の内容をすんなり理解できるかは微妙です<(・∀・;)。

架空の会社を作り、事業活動における資金の流れを追っていく形式のため、本書の売りである"資金の流れ"について実感が持てました。
(簿記の勉強しても実務で活用していないと実感がわかないということがありますし)。

キャッシュフロー計算書(CS)に関する理解が進んだことも良かったです。

ただ、「キャッシュフロー計算書」、「繰延資産」、「利益処分」、「有価証券の処理」辺りで難易度が上がったような気がしますw

丁寧に説明しようと、表を見れば一発な箇所まで文章で説明するために少々説明過多かな(^^;?
(表の変化を中心にして、下の部分で解説するのはどうだろう?それだと新書サイズにならない?笑)

2006年5月の会社法施行で変更された部分の説明がされていて勉強になりました。
「資本の部→純資産の部」等名称変更で大勢に影響なし、くらいに考えていました(笑。
自分が資格取った時と微妙に名称が変わっていたり、増えたりしている項目があって凹みました。
(その内取ろうと買い置きしていた簿記1級の参考書は買い替えですね(/∇\))


出版:(2007/5/11)
新書: 238ページ
分量はそれ程でもなく、表も多いですから、眠くならない人は2、3日あれば読み終えると思いますw
(私は間接法CSのところで睡魔が・・・、翌日頑張って翌々日には読み終えましたw、本職の人なら一日と掛からずに読めてしまうんじゃないかな?)。


■メモ■
簿記・財務3表に関する基本的説明の大半は省略、本書のテーマの"つながり"を中心に見ていきます。

・会社の基本的な活動
「お金を集めてきて」「そのお金を何かに投資し」「利益を上げる」という3つ。

・財務3表のつながり
PLの「当期純利益」が、BSの純資産の部の「繰越利益剰余金」とつながる。
(当期純利益が利益剰余金に積み上がるイメージ)。
間接法CSの営業CFの一番上に、PLの「税引前当期純利益」を持ってくる(計算上のルール)。
BSの「現金及び預金」とCSの「現金の残高」は一致する。

・貸借対照表(BS)の右側はその会社が今までどのようにお金を集めてきたかを表し、左側がその集めてきたお金を何に投資しているかを表す。

・間接法CSはPLとBSの数字から逆算して実際の現金の動きを計算したもの。

・ワン・イヤー・ルール。

・「繰延資産」

・「未成工事支出金」
・・・溜め込んでる会社ありますよね(^^; 適正値か悩んだりw

・「売買目的有価証券」「その他投資有価証券(持合株等)」は時価評価。

・「満期保有目的の債券」と「子会社・関連会社株式」は市場価格を反映させず、取得原価のまま記載。

・税金計算が厄介(税効果会計)
課税所得計算時に貸倒引当金を抜かして計算し、余分に課税された分を「法人税等調整額」で法人税から引き直してPLを計算する。
(意訳しました、くわしくは自主学習で補おう(゚∇^*)dグッ)
PLの「当期純利益」が「法人税等調整額」で押し上げられた分を(翌期の税金の支払額が少なくなる権利として)「繰延税金資産」をBS左側に記載し、BSの左右を一致させる。

・「のれん」
買収の時に相手の資本金以上に支払った費用をBSの左側に「無形固定資産」として計上する。

「無償減資」「DES(債務の株式化)」が図示していただくと一発ですね。わかり易い。

りそな銀行の「法人税等調整額」過剰計上の話も面白い。

以上です。 タグ :  決算書 簿記 財務3表

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

私は株で200万ドル儲けた ニコラス・ダーバス

評価:☆☆☆☆(3.8)



ニコラスダーバス - Wikipedia、無料の百科事典 - Nicolas Darvas - Wikipedia, the free encyclopedia

ダンサー兼、凄腕トレーダーと異色の経歴。
世界中を巡業しながらの電報を活用した株式売買という特異なエピソード。

そして確立される「ボックス理論」

売買の記録が正確な点も高評価(巻末に主要な取引銘柄のチャート付き)。


■稼いだ金額と晩年■
1957~59年、ダウ平均が503.58ドルとかの時代の200万ドルです。

ニコラス・ダーバス 100億円儲けた男  FX自動売買ブレイクアウト売買法研究所
ニコラスダーバス伝記 - Nicolas Darvas Biography
>それは今日、1340万ドル以上と等しいです。
巻末に2007年とあるからこれが近い数字かな?

私は株で200万ドル儲けた@株本れびゅ
死の直前に関する記述は英語圏のgoogle検索、wikipediaでも裏づけが取れませんでした。
私の貧弱な語学力を罵りください('A`)いずれ本気出して勉強する!


■取引の流れ■
ボックス設定 上値抜け 強いと判断 買い 相場は上のボックスへ やはり強いと判断(同時にストップロス・オーダーを引き上げる) 更に買い増し ボックスの下限を割り込む ストップロス・オーダー発動、手仕舞い。

といった方法で、上値を買い上がるピラミッティング戦略です。ボックス下限を割った水準にストップロス・オーダー(手仕舞い注文)が発注済で自動決済。下げトレンドには付き合わない。

自動売買の先駆けか?


■雑感■
まず、運がいい。初期の棚ボタ的利益。そして終盤に大当たりをたて続けに当てたこと。

賢い。初期の頃から塩漬けせず、キチンと損切りしている。それにルール確立後目ぼしい銘柄が見つからないという理由で下げ相場の参加を我慢した。

利益の増やし方、10倍株を引くのではなく3~5倍になる株を複数(続けざまに)見つける。

レバレッジポジションを抵抗なく使っているがリスク管理は?・・・取引停止や窓開けして酷い約定するリスクは残りそう?

チオコール新株引受権の行使、時価の75%までの資金貸し出し特典の活用。は圧巻!

値動きに追随した結果利益を得て、後から買収や買占めといった理由が判明するところは物語的で面白い。

■ファンダメンタル分析
面白いと思ったのは銘柄選択をテクニカル分析でした後に、ファンダメンタル分析(収益性の改善等)で絞り込むという記述で、普通逆じゃないかと?
(この方が取引機会が多く持てる反面、調べが大変。最近ならスクリーニングがあるから平気か?
それ以上に投資家はぱっと見のチャートの良さそうな銘柄を買えんし、これができる人は投機家(トレーダー)か、余程柔軟な投資家だと思います)。

銘柄に惚れ込まず、値動きで選ぶから、おかしくなれば速やかに降りる。これが成功の元か?


■おわりに■
本書を手に取った切っ掛けは、
デビット・ライアンがマーケットの魔術師で推薦されていたからです(おまえもか~、私もです(笑)。

結局ニコラス・ダーバスの手法とは、
価格・出来高の推移から上がりそうな銘柄を見つけ、ストップロス・オーダーを引き上げつつ買い上がる・・・思いっきりテクニカルトレード(テクニカル主体)です。

デビット・ライアン氏は、
「毎週4000銘柄のチャートを見て、テクニカル的に強い銘柄を書き出す」そうで、これに近いアプローチか?

■読後の教訓
ストップロス・オーダーを意識しよう。レンジを割ったら降りよう(できなかったものが漬物になるんだ!)
投資候補をある程度広く持って、機動的にに突っ込み買いできるように余裕資金を確保しておこう。


以上です。
最近、本の紹介が増えてるのは、積み本圧縮せんと追い込み掛けてるためです。大目にみていただけるとありがたい(-人-)
タグ :  ニコラス・ダーバス ボックス理論

テーマ : システムトレード
ジャンル : 株式・投資・マネー

マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣

評価:☆☆☆☆★(4.7)



お待たせしました。

2年くらい(マテ。
すっかりまとめ作業を失念してました。申し訳ない。
この間私の興味・関心がトレード技術から個別企業へ移り、無理に読み返すこともないか、積み本は沢山ある。また、まとめようにも膨大な数の栞が挟み込まれておりこれは難物だなと敬遠してました(笑。

本棚整理がてらにパラパラと眺めつつ再読も兼ねて「いっちょ、まとめよう!」と覚悟を決めた次第であります(^^;


■はじめに■
特に"エド・スィコータ"の章が印象的で、何度も読み返してます。
「出会って間もない著者の性格を読む場面」や、はぐらかしているようにも、真理を突いているようにも解釈できる言動が物語的で、森博嗣氏の小説でも読んでる感覚がします(笑。
・・・本当にこんな人が存在するんですねぇ。

マイケル・スタインハルト 、癖があっていい。下げにも強い株式投資のヒントを感じる。
オニール、勉強になったのですが、いろいろな理由で省略。

他に面白いと感じたのは、プログラムトレードに関する意見がかなり割れてることですね。
ある人は、「全然問題ない。人間の行動もある種パターン化されている」
別の人は、「大勢が導入した結果、相場が荒れ易くなった」
他の人は、「似たようなアプローチが効果を相殺し合っている」

1987年10月19日の月曜日、
それぞれの参加者がどのように振舞ったかが書かれていて興味深い(何人かにとっては最良の日だった)。

著者(インタビュアー)ジャック・D・シュワッガーの「マーケットの魔術師」シリーズを読むのはこれで3冊目になります。どれも良書で、格安で手に入るものなら揃えたい。
しかし出物も少なく、値崩れしないから先延ばしになってます(笑。

こういう、再読に耐える本こそが”資産本”だと思います。褒めすぎかな!?


今回も膨大な量にのぼる抜粋を減らすために、wikipediaやgoogleへのリンクで代用してます(笑。
しかし、なかなかいいページがない。オニールさんくらいwikipediaにあると思ったのに・・・orz

↓こちらのサイト様が登場人物をサラリとまとめられていて併せて読んでいただくと理解が深まると思います。
トレーダーズショップ Traders Shop--コラム--


■本文より■
先物と通貨
■リチャード・デニス
・多くのトレーダーにとって最初の大きな利益を買いでとったか、売りでとったかが影響する。そういう人は年中強気だったり、弱気だったりする傾向があり、よくないことだ。

・トレードをした後、1~2週間たっても損が出ている場合、明らかに間違ってる。相当な時間が経過しているにもかかわらず、損益分岐点の辺りにいる場合もたぶん間違っているだろう。

・個別株の値動きはコモディティ(商品)に比べ、ランダムに近い。

・落ち込んだり、舞い上がったりしないようにする。
もし、物事がうまくいった時に気分がとても良くなるとしたら、うまくいかなかった時に大きく落ち込むのも避けられない。


■ポール・チューダー・ジョーンズ
5年連続3桁リターン。1987年の10月を+62%リターン(その話は省略)。
伝説の綿花トレーダー、エリ・チュリスを師に持つ。

・新高値(新安値)を超えたところにある注文を利用して手仕舞いする。

・ファンダメンタル的考えが変わるまで同じアプローチを心がけるが、エントリーサイズを落とし続けることで、最悪の状態の時に最小のポジションになるようにする。

・トレードでもっとも重要なルールは巧みな攻撃をすることではなく、巧みな防御をすることだ。

・私がトレードする時は、価格のストップだけでなく時間のストップも使う。一定期間が経過したらなにもなくとも手仕舞う。


■エド・スィコータ
16年で25万%以上のパフォーマンス

マイケル・マーカス曰く、
「彼は偉大なトレーダーというだけではない。彼はトレーダーの心そのものなんだ」

他のトレーダーとは対照的に、スィコータの机には価格を映し出す様々なモニターは一つもなかった。彼のトレードは、翌日のシグナルを出すためのコンピュータのプログラムを数分間走らせるだけで事足りた。

・もし僕が強気だったら、押し目を買ったり、強くなるのを待つということはしない。強気なのに買っていないのは、非論理的だ。

・感性は重要
「直感」と「願望」の間にある微妙な違いに注意深くあることが重要だ。

・インフレは社会が古い秩序を吐き出す一つの方法だ。
全ての通貨は、好むと好まざるとに関わらず価値が低下する。

・勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる。

・僕は成功を評価などしない。祝福する。


その他・・・紹介する都合上、本と順番を変えてます。
■ジム・ロジャース・・・google検索結果はこちら
・自分自身をトレーダーだとは思わない。何かが起きるのを待っている人間だと思っている。

・1982年のドイツ株買い。
1961年の史上最高値以降相場らしい相場がなかったため。野党の選挙勝利、投資活性化政策。
もし、非常に割安であれば、たとえ間違っていたとしても損はしないだろう。

・メモレックス空売り(耐える力・資金)。

・長期間のヒストリカル・チャートから異常な年を探す。1861年綿花相場(0.5㌣ →1.05ドル)
「何によって引き起こされたのか。なぜそんなことが起こったのか」と自問してみる。その原因を見つけ出す。その過程で多くのことを学ぶんだ。


■トニー・サリバ
ボラティリティに賭けるバタフライポジションの話が面白い。


株式トレーダー
■マイケル・スタインハルト
特異な洞察力

・15~20%のネット・ショートから100%を超えるネット・ロングの自在性。
マーケット・エクスポージャーを柔軟にシフトさせ、それを投資管理上の重要な道具として活用。

・洞察したファンダメンタルズに変化がない限り頑張るが、一時的に反対のポジションをヘッジとして持つことはある(20~40%ほど)。

同業他社の買いは、空売りのヘッジにはならない。
別の新たなポジションを持つよりその問題に直接取り組むべき。問題を複雑にしてはならない。

こっちが彼単品の本

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税理士が教える決算書からわかる「最強割安株」

評価:☆☆☆★(3.8)



本書を手に取った理由は、経済誌の紹介記事と他のブロガーさんが良書として紹介されていたのを拝見したからです(誰か失念してしまった御免なさい)。

基本的な投資姿勢に同意しかねる部分も多々あるのですが、それは管理人自身の投資スタイルと著者林氏の投資スタイルとの違いによるものなので脇において置くとして、プロが書いたものだけあり"着眼点"には納得させられます。
ここから、こんな情報が取り出せるのかとかいう発見があります。

詳細で難易度高いので疲れますし、定期的に読み返す必要があります。引っ掛け問題汚ねぇ~~。
当然電卓は必須です(笑。


■本書の投資スタンス■
低PER、期間は1年、増収増益。決算書重視。

・センスに頼らなくてもいい、数値を使った銘柄選びを重視。事業から業績を予想するのではなく、業績から事業を予測する


■メモ■
・過去7年間に赤字を出した会社は、過去の赤字と当期の黒字を相殺して税金を計算できる(通常は利益の40%相当の税金支払い)。

・売上の伸びに比べ利益の伸び率が小さい場合は安売り、あるいは経費(広告費等)を多くかけている可能性がある。

・株主資本比率(自己資本比率)は会社の規模に関係なく安全性を比較できるようにした指標。高いほど優秀。

・倒産の定義
倒産 - Wikipedia

・「有価証券」、株式・債権等のうち売買目的で購入したものと1年以内に換金する予定のものが記載される。一方、売買目的でない株式(取引先の株式等)や満期まで1年以上の社債等は「投資有価証券」として、”投資その他の資産”に記載。付属明細表に内訳が記載される。

・繰延税金資産、税金の前払いのうち翌期で清算される予定のもの。翌期以降で清算される予定の繰延税金資産は、同じ勘定科目名で"投資その他の資産"に記載される。

・財務活動によるキャッシュフローのマイナスといえば、借入金の返済であることが多い。

・「売上高÷12ヶ月」を売掛金や期末在庫と比較することで正常値(1~2ヶ月分)かどうか判断する。比率を同業他社と比較することが効果的(意訳)。

・営業債権・債務のバランス
「受取手形及び売掛金」>「支払い手形及び買掛金」となっていれば一応OK。

・固定化債権・・・不良債権。


■補足■
なんだか用語解説みたいな抜粋になってしまいましたが具体的にブラザー工業やマンダム等の決算短信を使用し数字を引いて解説されているので財務分析力を強化したい人向けの一冊です。

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相場のこころ―マーケットの見方・考え方

評価:☆☆☆☆★(4.2)



この本を手に取った理由は、ブログのコメント欄でお勧めの本を問われた"傷だらけの剣士さん"がこの本を挙げていたのを拝見して読書予定に加えました(笑。

あとがきによると本書はロイ・W. ロングストリートが業界誌の連載のために書いた70篇の随筆を基とし、末尾に訳者の林康史氏がテーマごとの(相場)格言を付け加えた構成となっています。
タイトル通りトレーダーの心に踏み込んだ内容は、剣士さんらしいチョイスだなと(笑)。

剣士さんの、物事を突き詰めて考える姿勢や、テンプートを活用したわかり易さと効率を追求したブログの更新、何より抜きん出てた胆力と、メンタルの管理が強く印象に残っているので、人の勧める本はその人の性格を表すものなのかな?などと思いました。


■注意点■
著者のロイ・W. ロングストリートは商品トレーダーなので株式メインの自分は若干?なところがありました(まあ相場に関する普遍的な話題がほとんどなので畑違いという問題はないでしょう)。

値段の問題。ものがないのか、Amazonマーケットプレイスで結構なプレミアが付いてるようでして・・・4500円って何!?(((((;゚Д゚))))
お陰でこの紹介文書くときに妙に畏まってしまいましたよ(笑)。

今みたら沢山供給されたらしく暴落してた'`,、('∀`)'`,、

でも高い金額出して入手する必要はありません。
内容が不足というのではなく、「自分はこの本の中古を少し前にイーブックオフで数百円で取得できた」のでイーブックオフあるいはブックオフで出物を待てばまともな価格で入手できるはずです。

じゃあ、管理人はプレミア本を安く取得できてホクホクかというとこれも違いまして・・・本に数箇所線が引いてあってね。イーブックオフに「もっとしっかり検品して」とクレーム出したら過去の利用実績を考慮してくれたのか、代金を返金して貰えました。

つまり本はただで手に入ったけど、この本をAmazonに出品する訳にもいかないので永久に自分用です(爆)。

イーブックオフさんの好意はありがたいのだけど、
プレミア付いてる本を安く販売しちゃったりして大丈夫なのかな?
まあ倉庫埋まるよりいいという判断もあるんだろうけど、一物六価というのを実感する体験でした。

長い前振りにお付き合い頂きありがとうございました。以下が本書の内容の部分抜粋です。


■メモ■
・相場で儲けるには4つのことが必要だ。知識、鍛錬された胆力、資金、そして、これら3つを統合する精根である。多くのトレーダーが・・・相場に知力と胆力を注ぎ込まずに金を充てようとする。

・間違いを受け入れず自己を正当化するために取引を続ければ、聖書にある「滅びに先立つは驕り」の言葉通りの結果に繋がる。

・「繁栄が訪れても、それを使い果たすな」孔子

・人が同じ相場状況で異なった反応をするのは、自信の有無により、これはストレス・ポイント(ストレスの限界)に合わせることによって決まってくるらしかった。
ストレス・ポイントに合った生活をすることで幸福と生産性を最大化できる(意訳しました)。

・勝者と敗者を分ける決定的な違いは、持って生まれた能力ではなく、失敗を回避する際に鍛えられる規律なのである。老練なプロがアマチュアと一線を画すのは、少ししかミスを犯さないということだ。
「過ちて改めざる、これを過ちと謂う」論語

・最大の損失は自信の喪失。持っていたものを一切合財失っても戻ってくるディーラーは多い。意志を失わなければ、一度ならず復帰は可能だ。意志あるところに道は開かれる。
「ここより入る者は、すべての希望を放棄する」ドーミエのデッサンの中にある取引所の入口に掲げられた言葉

・自分の知識信頼せねばならないけれど、それが疑う余地のないものなら、その信頼は妥当なものではない。
「エコノミストは理路整然と曲がる」
「何も知らない者は何も疑わない」ハーバート「異国風の格言」

「株式相場が大衆投資家を負かすのではない。大衆投資家が自分の弱さに負け、自滅するのである」W・D・ギャン「株価の真実」

・もっとも成功しているトレーダーたちは、いつも市場から資金を引き出している。彼らは決して相場へ追加資金を投じない。

・常に、リスクは使うことのできる資金(純資産)に対する割合として算出すべきである。これを毎日計算し、建玉すべての利益と損失の増減分だけ運用資金を増減させることだ

・自ら知っていることを口にするたびに、わが身を切り売りしているのだ。他人に繰り返し話すことで自己暗示にかかり、単純にそれを信じこむようになる。
「流言は智者に止まる」
「知る者は言わず、言う者は知らず」

・私が売りを好むのは、売り方が少数派であるからだ。大衆は、たいてい間違っている。たいがい、買い方だ。
「上がった相場は自らの重みで落ちる」

・「投機の失敗といって、負けを均(なら)そうという試み以上に愚かなことはない。損失が明白なときは損切り、儲けが明白なときは利喰わないことだ」レフィーバー「投機に生きる」


■おわりに■
かなり省略しましたし、テーマごとにまとまっていて一篇辺り数分で読めてしまう本なので読み返すことを前提手元に置いておきたい一冊です。

鍛錬された胆力、
意志あるところに道は開かれる。

・・・まさに剣士さんです(笑。
タグ :  相場のこころ

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フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

評価:☆☆☆☆(4.0、監修・訳の件で0.3マイナス)



バフェットに影響を与えた「成長株投資」の大家の書。
訳・監修の評価が酷くてどれほど酷いのか楽しみでもあったのですが、原文と付き合わせて読んだ訳ではないので、訳の良し悪しに関して判断するつもりはありません
(何箇所か単位違うような?(ドルとセントが間違ってたり・・・)たとえば”利益”と”利益率”を混同しているような???な記述はありました)

営業利益率の上昇は →成長加速、成長速度そのものの上昇、利幅・効率の伸び。
営業利益の伸び →成長、金額の伸び。

な訳で分けて考える必要があると個人的に考えます(ハイテク株投資によっては四半期ごとの成長加速を重視する立場もあるので違いに注意)。

酷かった、というより酷い評価に繋がったのは構成の不味さ。 
訳・監修者の荒井氏が”自身が”強調したいと考えたところを太字で強調する「ロッドマン化」と呼ばれる手法を採用した結果、読者の感じる重要ポイントとの認識のズレが発生。

また、 「NOTES」と称した訳者のコメントが文章の前後に入るのですが、これが軽い(無邪気、軽薄、フランク?形容の仕方はいろいろあるが、とにかく軽い。)
「その通り、フィッシャー様の仰る通り」的な必然性・中身のない相槌が半分以上、残り半分も「フィッシャーと関係のある話題やその文章を書かせた状況」等の解説であれば良かったのに”訳・監修者が”その文章を読んで感じた事や考えた事をコラム的に(日常会話、雑談レベル)追加しており、これが真剣に読んでいる読み手に、話しの流れを遮っている印象を与えて評価を下げているのでしょう。

気にはなりますけど、無視して読む事も可能ですし、強調部分も的を射てる場所もあるので「監訳のせいで読めない」ことはないと思います。読み難くなっている程度です。
なんと言うか原著への配慮不足!?必要な場合は米印を付けて欄外に注釈、言いたい事がある場合はあとがきで書く、可能な限り原著そのまま(構成も含めて)届けるという姿勢に欠けた結果です。
気になる方は友達や図書館で借りてみてはどうでしょう。私はちゃんと買いましたよ、中古で。


前置きが長くなりましたが、ここから内容についてです。

詳細なフィッシャー式銘柄抽出法はこちら

■投資(発掘)銘柄■
アルコア、モトローラ、テキサスインスツールメンツ、デュポン、ダウ・ケミカル等

なかなかフィッシャーさんの言うインサイダー(内部者)との会って話を聞く手法は実践が難しく、この本を読めば劇的に成果が現れるというものではないと思うけれど、所々鋭いんです、フィッシャーさん(多分、これが私の根源的な感想です)。

その論拠を以下に抜粋。
■まとめ■
・従来の事業分野と関連のある製品開発のために技術力や研究成果を集中投入している企業から最大の投資成果を得られることが多い。
「ひとつの幹から何本も枝を伸ばした木々が何本も集まっているような企業を選んだ方が良い」。

・軍需関連の研究開発、政府の予算で研究したものの成果を非軍事分野に合法的に転用できるような企業は、経費を掛けずに研究開発ができたようなもので有望。

・投資家にほんとうに大きな利益をもたらすのは利益率の高い企業で、たいていその業界で最高の利益率を誇っている。

投資の成功は、株を買う時点でその企業に関して公表されている情報ではなく、買った後で知られるようになった事柄によって決まる

・良好な労使関係。新しい従業員の訓練にはどうしても経費がかかるため、転職率(離職率)が高い企業は経費が高くつく。

・(詳細な財務統計分析によって見つけた株は)どれほど割安な株であっても、せいぜい5割引のバーゲン品でしかない。


<下げ相場に関して>
・(景気後退、暴落対策)数年がかりで徐々に資金を投じる。
暴落がなくとも最初の頃に正しい株を選んで買っていれば、含み益がクッションの役割を果たしてくれる。

・ほんとうに大切なことは、時が経つほど大きな価値を生み出してくれる株は決して売らない、ということ。


<分散と集中に関して>
・多くの銘柄を所有するのではなく、最高のものを。
ありふれた企業の株は粗末な代用品にしかならない。


<配当に関して>
・1946年からの10年間、ダウ社の株価はほぼ10倍になった。この間配当も当初の投資額と比較すると8%を超えるほどになった(配当の成長)。


<戦争と株式>
・(一般的に)大きな戦争が起こるたびに、自国がどこかの戦闘に参加するたびに、株式市場は暴落する。

・(戦時こそ株を買うべき)株価は貨幣の価値によって表される。戦時は貨幣の供給量が増大し、貨幣価値は戦前よりも下落する。つまり同じ株数買うのに以前よりもたくさんのドルが必要となる(インフレーション)。
→ 戦争は常に通貨の価値を下げる働きをする。

・近代戦争においては、敗戦国の通貨はほとんど価値を失ってしまうことが多く、株式もまた、その価値の大半を失う。

・戦争が終わったあとには、たいていの株は急騰し、戦争前より高い水準で取引されるようになる。


■おわりに■
「成長株を鬼ホールドすべきなんだ。何故なら~」みたいな買い煽りのような本だと判断するのは早計で、フィッシャー氏が企業のライフサイクルを知り尽くした人物であることが本著のあちこちに見られます(エアコン費用や減価償却、会計方式、生産・研究開発における問題、労使問題)
彼の視線は細部まで届いていたことがわかります。


個人的に、バフェットさんを学び直そうかなという機運が高まりました。

「ロッドマン化」・・・私が上でやったような主観に基づく強調行為だ・・・泣いた・・・orz
いや、これは私的なメモだから、そのまんま届けるよりわかり易い方が大事なので・・・(見苦しい)。
タグ :  フィッシャー

テーマ : 投資に役立つデータ
ジャンル : 株式・投資・マネー

私でも面白いほどわかる決算書 (宝島社文庫) (文庫)



評価:☆☆☆★(3.5)
普通程度に役に立ちます。

文庫サイズで携帯し易く、内容も読み易い。自分のような素人に適した内容なのですが、何分発売日が2002/11なので、最新の事例を含んでいませんので買って読む事もないです。

レビューに「不況期に書かれたものなので問題企業に対しては言及されているが、伸びる企業に対する言及が不足気味」とある通り、確かにそういう面がありました(笑。

業種種ごとの粗利益率平均など頭に入れておいて損はない大まかな情報が掲載されています。

基本的な分析には十分使えますから、最寄の図書館等で見つけた場合は手に取ってみてください、見易く色分けされているのでサクサク読み進められますよ。

この本の流れを汲む最近版はこの辺のようですが、自分で読んでいないものは勧められないのでノーコメント。

個人的に勉強になったキャッシュフロー計算書の見方について抜粋

営業活動によるキャッシュフロー・・・本業
投資活動による(以下略)・・・固定資産や有価証券(株式・債券)の購入や売却による資金の増減
財務活動による(以下略・・・借入金や社債の発行、株式発行や配当金支払いによる資金増減
現金及び現金等価物が着実に増加していることが望ましい

まとめた表
営業活動によるキャッシュフロー + + + - - -
投資活動によるキャッシュフロー - - + - + +
財務活動によるキャッシュフロー - + - + - +
                     a   b   c   d   e   f  

a、優良企業 これで8対1対1なら超優良(4対1対5だと危ない)
b、積極的発展企業 やや借金体質、攻めの姿勢で設備投資している!?
c、出直し型企業 苦境を脱して経営が上向きな企業にこの形が多い
d、一発逆転期待企業 経営的には褒められないが、借金がうまく減らせれば・・・
e、最後のあがき型企業 半分死にかけているhs、借金棒引きなどで生き残りを模索?
f、お前は既に死んでいる!?

営業活動によるキャッシュフローがマイナスだと危ない


自分の単純な理解では、
本業である営業活動によるキャッシュフローは+が望ましく、
(設備)投資にお金が出て行くのが普通なので投資活動によるキャッシュフローは-が望ましく、
資金調達である財務活動によるキャッシュフローは-が望ましい(つまり返済している!?)

結果、優良企業は現金同等物が年々積み上がると勝手に納得してます。


たまにこういう四季報・決算書関連の本を読むと繰り返し学習になっていいですよね。 タグ : 

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ゴリラゲーム 株式投資の黄金律

評価:☆☆☆☆★(4.5)
評価を格上げしつつ、本文削りました(爆。



「この本は凄い本なんですよ」みたいな前振りが長く、修飾句や例が冗長で、”イネーブリングテクノロジー”のように耳慣れない単語や概念がでてきてますが、それらの問題点を補って余りある内容になってます。

内容は「企業間の競争優位性」
それぞれの市場を独占(寡占)している度合いによってゴリラ、チンプ(チンパンジー?)、モンキーとランク付けがされ、立場による力関係の違い、ゴリラに投資することの利点を明らかにしようという作品です。

マイクロソフト、インテル、シスコ、オラクル・・・と言ったゴリラ(超成長?)企業を捕まえたい人向きのハイテク超成長株投資の本です。


<注意点>
2001年のネットバブルの頃に書かれた本ということ(そのせいかネット株に辛め、グーグルへの言及は一切無いなど)

■まとめ■
ゴリラゲームの原則
1、超成長期に入りつつある市場を見つける。
2、ゴリラ候補をバスケット買い。
3、ゴリラだけを残し長期保有する。
4、ゴリラを脅かす新たなテクノロジーが出現するまでは売らない。


非ゴリラはゴリラ株に食われる前提のため、非ゴリラを売り、ゴリラ株に集中するのが一番安全という立ち場(勝者はスタンダードになり市場を占有し、敗者は淘汰される)。

ゴリラの条件:
1、専有アーキテクチャー=独自のものをもっている
2、スイッチングコストが高い=参入障壁が高い


キャズム(深い溝)

トルネード
超成長期。大衆市場が生み出され、需要超過は年率300%といった成長も珍しくない。
こうした企業の誕生は、市場をリードするベンダーが作る製品のアーキテクチャーをデファクト・スタンダードとして採用することによって起こる。

メインストリート
新規顧客の開拓以上に既存顧客を対象とした新たなサービスの付加し、売上を伸ばす(利益率の向上へ)。
自動車やテレビ、電子レンジといった過去の新技術で示されたように、メインストリートは長期間続く。


■ゴリラ戦争の結末
1、投資先のゴリラが負ける場合
1996年、LANスイッチ市場で3Comシェアは1年間で50%から17%に減少し、侵入者のシスコはゼロから38%までシェアを伸ばした。
リモート・アクセス装置のシバは、アセンドとの戦いに敗れ、株価が80ドルから8ドルまで急落した。

2、戦争が膠着状態に陥った場合
変化がない。無理な競争をすると、両者の株価が下がり、それでも競争を続けると収益が減少し、急落する恐れも。

3、投資先ゴリラの勝利
劇的に跳ね上がる(新たな市場で支配権の獲得)。
1990年初めから1996年終わりまでの7年間で、インテル株の価値は1200%増加した(年平均44.3%)。

技術革新による政権交代(省略)


■クーデターとゴリラの逆襲
マイクロソフト:ブラウザ戦争。ネットスケープのブラウザ躍進によるデスクトップ支配の揺らぎ。
マイクロソフトの対応
(PC購入で無料で付いて来るようにすることでブラウザ単体での収益化を防いだ)


■ゴリラ企業のCAP(競争力維持期間)、持続力
・時が経つほどに、他のベンダーはその技術分野で市場を確保することが次第に難しくなっていくが、ゴリラの競合優位性はあとになるほど弱まるどころか、強まっていく
(価値連鎖に参加するパートナーたちの支持)。

たとえ好業績を出し、業績の向上(GAPの拡大)させても、競争力維持期間(CAP)に変化がなければバリュエーション(市場での評価?)が大幅に変わることはない。

ゴリラ企業の競争力維持機関(CAP)は、カテゴリーそのもののCAPと完全に重なる(最後まで生き残る)。

■トルネードの終わりと株価の下落
何の前触れもなく突然に減益発表を行うような場合には、その企業の同業他社に対する優位性が崩れている場合があり、それを外部に隠している懼れがあり、市場はGAPばかりでなく、CAPまでも下方修正するため下げ幅が大きくなる。

大半のニュースはゴリラゲームと関係なく、業界内の権力構造の変化だけを押さえていれば十分。


■終わりに■
本当はもっと大量に抜粋したんですけど、最近著作権関係厳しくなってますから結構カットしました(爆)。
(実は過去にまとめた本も少し文章削りました、悪しからず。)

本書の着眼点で自分にとって新鮮だった部分に的を絞りましたので、全体の流れを追いたい、細部が気になる方は、やっぱり買うか、借りるかして読んだ方がいいと思います。
タグ :  ゴリラゲーム

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・会社君大好きさん
理系九州男児。自転車、登山、ミリタリー系ニュースが好物。まれにFPSも!?
アングラ系、軍事系、アメリカ系ニュースと、情報収集の達人。
その圧倒的な情報量で育てていただきました(-人-)ありがたや
当ブログのリンクの大半は彼の功績でしょう。
 
最近ではFXやシストレにも関心が向かっているようで多彩。シキボウ・ダイワボウ・重工系には特別な愛着があるような?
英語の学習も継続されているようで、見習いたい!
 
・Jinさん
(mixiでのハンドルは優陣)
ゴッド、上級トレーダー。犬飼ってることと、PC自作スキルがあるらしい。
その節は私が短慮を起してしまい本当にご免なさい(-人-)
 
勝手に任命しました(o^^o)dグッ
読者の皆さんもわからないことなどあれば、コメント欄で上記の賢者の方々に質問してしまいましょう(マテ
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Author:トレンド

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